光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2024年10月6日(日)10:00 - 14:00
中山地区センターにて、
「多文化フェア@なかやま」
が開催されました。

私達は今回初めて参加させて頂いたのですが、
横浜市緑区内で活動している団体だけでなく、
多文化社会、
外国につながる人達と共に活動している方々が多く参加しており、
新しい出会いがたくさんありました。
未就学児へ日本語ではなく、
遊びを通して何かできないか…
そんな同じような思いを持つ人達と一緒に、
どんなことができるのか。
共に取り組んでいきたいと考えています。

これからも応援のほど、
よろしくお願いいたします!
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横浜市緑区で開催される「多文化フェスタ@なかやま」に、
光の子どもたちの会も出店することとなりました!!
近くにお越しの際にはぜひ、
お誘いあわせの上、
お立ち寄りくださいませ。

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多文化フェスタ@なかやま
日時:2024年10月6日(日)10時〜14時
場所:中山地区センター(〒226-0019 神奈川県横浜市緑区中山2丁目1−1 ハーモニーみどり3階)
※車での来館はご遠慮ください。
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私は長くブラジルでの活動を行ってきているからか、
日本でも、
ブラジルにつながる人達がどのように暮らし、
何に不安を感じ、
どんなことに幸せを感じているのか…
ということにアンテナをはっている。

保育分野でも、
多文化保育という言葉をよく耳にするようになり、
群馬県大泉町、
茨城県、
愛知県、
広島県
などなど、
私の住む神奈川県も含め、
多くのブラジルとつながりのある人達が日本で生活している。

そんな中、
日本保育学会の中部ブロック研究集会において、
福井県越前市における取り組みが紹介された。
福井県にも今、
こんなにもたくさんのブラジルにつながりのある人達がいるのかと、
驚いて話を聞いていた。
今回学会誌を読み、
改めて、
私たちにできることは何だろうかと、
考えるきっかけとなった。

我が家の娘たちは、
幼いときから日本語とポルトガル語の世界で生きており、
二つの国を行き来していたからか、
両方の文化にも触れながら、
バイリンガルとして育ってきた。
しかし、
日本で生まれ育った外国につながる子どもたちにとって、
保育園として、
幼稚園として、
こども園として、
どんなことができるのか?
保育士の私は、
最近良く考える。

日本保育学会の「保育学研究」第62巻第1号の中に、
「ハワイ幼稚園教育の公立化過程における教育内容に関する検討」(鳴門教育大学大学院幼児教育学、塩路晶子氏)
という論文があり、
その中で示されている、
(2)公立幼稚園における英語の「読み」
という項目の中に、
第二言語を学ぶときの重要な視点が書かれている。

英語の読みの学びでは、
幼稚園において、
家庭では経験することのできない、
集団における学びがある。
ここで重要なのは、
英語の読みといっても、
単に英語の本を読むことができるというのではなく、
友達との口頭でのコミュニケーションとして、
書き文字の表記として、
必要だからという点である。
幼稚園において、
集団の中で過ごす生活体験と、
手紙のやり取りなどを通じた文字の習得、
これにより、
小学校に入学してからのつまずきがなくなり、
スムーズに学習へと歩むことができるというのである。

それぞれの子どもの発達に応じることで、
小学校へのレディネスを養うことができる。

ならば、
多文化社会の今、
日本においても、
言語を教えるというのではなく、
幼児期において、
遊びの中から体験的に学べるようにしていくことが、
大切だといえる。

今回ブラジルに行き、
滞在1週間ほどと、
なんとも短かったのですが、
10年以上ぶりのご縁をつなげる、
そんな出会いが何度もありました。

長く同じ場所で続けていると、
嬉しいことばかりではなく、
それでも、
いつもそのときに助けてくれる、
支えてくれる人たちがいて、
そんなことを思い出させてくれる、
そんな時間となりました。

再びつながったご縁に、
つながり続けているご縁に、
感謝しながら…

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カノア保育園では、
日本からのボランティアだけでなく、
大学のスタディツアーとして
東海大学、
関西大学、
学生を受け入れていました。
そして今回、
私がたった1週間ほどカノアに滞在するのと同じタイミングで、
13年前にカノアにやってきた学生が社会人となり、
訪れてくれました。

昔の写真を見せながら、
「この子はどこにいるの?」
当時保育園や学童教室に通っていた子ども達は、
親となり、
子どもがいる人も多く、
驚いたと言います。
村を飛び立って、
外国にいる人もいて、
その時間の経過にびっくりしたことでしょう。

こうしてまたこの土地に戻って来てくれること、
本当に嬉しい限りです。
いつまでも忘れず、
心に留めてくれていたこと、
その思い出が温かく、
懐かしいものであること、
感謝せずにはいられません。

今度は誰が来るかな?
今から楽しみです!Messenger_creation_31372dde-1690-473f-b451-4ad24b24d12b

夏といえば、

『すいか』

ですよね。
実は「秋」の季語である、
すいか。
なぜでしょうか?

すいかは「西瓜」と書きますが、
字の通り、
中国よりも西、
アフリカ原産の食べ物で、
それが中国から日本に伝わりました。

暑い国の食べ物だからこそ、
水分が豊富で、
最近良く聞く、
「熱中症」対策にも効果的です。

そんな「すいか」ですが、
8月のこの時期、
立秋の頃ということで、
初秋の食べ物だということで、
「秋」の季語となったようです。

でもやはり「すいか」は、
夏の風物詩ですよね!
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猛暑が続き、
そとに出るのも、
何をするのも億劫になりがちな今日この頃。
ですが…
今日、
8月7日から、
二十四節の「立秋」が始まります。
暦のうえでは、
"秋"…

8月21日まで立秋なので、
お盆が終わる頃には、
少しは秋らしくなっているかな!?

昨今は9月に入っても暑い日が続いていますが、
体調に気をつけながら、
過ごしていきたいですね。

日本では、
そもそも名字で呼ばれることが多いですよね?
でも、
最近の小学校では、
先生も児童のことを名字ではなく、
名前で呼ぶことが多いようです。
確かに我が家の娘たちも名前で呼ばれていました。
日本では多い名字ということもあるもしれませんが。

それでも、
結婚すると「◯◯さん」と、
馴染みのない相手の名字で呼ばれたり、
子どもができると、
「◯◯ちゃん(くん)のお母さん」
と呼ばれたり、
自分の名前を呼んでもらう機会って、
少なくなるのではないでしょうか?

私はブラジルで結婚し、
子どもができたこともあり、
名字で呼ばれるということはあまりなく、
仕事柄もあり、
今でも名前で呼ばれることがほとんどです。

先日、
日本で暮らすブラジル人の方とお話しをしていたときに、
こんなことを言っていました。
「日本にきて、
ある日子どもの友達のお母さんが、
『◯◯くんのお母さん』
って私のことを呼んだんです。
ブラジルではそういう呼ばれ方をしないので、
日本で暮らしているのだと嬉しくなりました。
仲間になれたみたいで」
と話していました。

そんな考え方もあるのか!
と目から鱗が落ちましたが、
名前はアイデンティティーの一つです。
その人がどんな風に呼ばれたいのか。
そんなことを自己紹介のときにでも話せると良いですよね。
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※写真は本文とは関係がありません

今日キャリアアップ研修を受講したのですが、
テーマは「現代における家族と子育て」。

家族ってなに?

その定義は、
現在は明記されていません。
なぜか?
それは、
多様な家族形態があり、
その人それぞれにとっての「家族」があるから。

ブラジルでは、
祖父母に育てられる子、
近所の人に育てられる子、
おばさんに育てられる子などなど、
血縁であるなしにかかわらず、
様々な家族形態があります。
だからこそ、

「その子どもがだれを家族と思うのか?」
「その子どもにとっての母親は誰なのか?」

ということを入園児に確認することもあります。

家族というものが多様化する中、
文化や習慣も多様化しており、
保育をするうえでも、

「正しい家族もなければ、間違った家族もない」

そのことを認識し、
受け入れていく必要があるのだということ。
改めて考えさせられました。


多文化共生とは、
異なる人たちが一緒に暮らす社会である。
そんなことをここ数日考えていたので、
考えがすとんとまとまる、
そんな瞬間でした。
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