2名の多動性の強い子ども達の家族との面談が行われた際、
一人の母親がこんな事を言いました。
『言う事を聞かないときは保育園にも行かせず、
家を一歩も出さないようにしています。』
そんな言葉に私達は
“私たち大人も、
たった一人で生きていく事は出来ません。
社会の中で過ごし、
生きていくために、
子ども達は
地域の中で遊び、
友だちをつくり、
そこから人間関係を学び、
地域社会で生きていく事を学んでいくのです。
どんなに大変でも、
一生家に閉じ込めておくなんて事できないんだよ・・・”
私たちがカノアで活動を始めたとき、
その種を撒いてもらった
“モンチ・アズール”
から学んだ一つの視点があります。
・・・子ども達を教育すること。
情報を交換することだけではありません。
地元住民がそれぞれの形で協力していくこと。
大人や青少年達が自分達の手で夢を掴むことを励まし、応援する。
それにより、
私たちが生きている厳しい社会の現実に立ち向かう力へと変えてゆくのです。
・・・今まで過ぎた日々に学び、
経験したことを伝えていく方法を探しながら、
他の必要としている地域と交流し、
つなげていく。
・・・様々なことを通じて。
この言葉をもう一度思い返し、
地域社会で生き、
活動していくという事に
努めていきたいです。