光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2009年06月

19eacfc1.jpg6月24日は聖ジョアンの日です。
ブラジル東北部では
カーニバルと同じくらい
にぎやかなイベントの一つ。
エステーヴァン村でも
毎回派手な衣装で着飾った老若男女が
楽しそうに踊りまわっています。

今年は24日の日に雨が降ってしまい、
延期されて26日に行われました。
24日にはたくさんの人が
この日のためにと伝統料理をこしらえていたのですが、
雨のためにまったく売れず、
延期された日には
ほとんどの人が
「また作るなんて、するわけないでしょ!!」
といって、
食べ物は見当たりませんでした;;;

それでも
色鮮やかな衣装に身を包み、
派手な化粧をして
辛いことも何もかも忘れて踊るというのは
本当にこの地方の人らしいなぁ〜と思ったりします。
ちなみに、
私は参加する勇気が持てず、
今日まで至っているのですが(笑)

f0c4d73c.jpg10日ほど前、
突然3人の曲芸師がカノアにやってきた。
ブラジル国内で
ストリートチルドレンや
スラム街、
そして、
貧困の村を回って
曲芸の面白さ、
楽しさ、
大切さを伝えているということ。
この村の子ども達にもぜひ、
曲芸の道具の作成、
(ほとんどリサイクル用品を使用)
曲芸の初歩を教えたいというので、
一週間の曲芸教室が開催されることとなった。

初日。
たくさんの子どもや大人たちの前で
彼らは曲芸を披露。
そして、
曲芸教室が始まることを宣伝した。
翌日、
たくさんの子どもがやってきて、
収拾がつかないほど。
曲芸とはいえ、
ルールもあり、
共に学ぶ仲間との支えあい、協力が不可欠である。
そんなことを伝えていくうちに
一人、
また一人と姿を見せなくなっていった。
そんな話を耳にした私は
残念ではあるが、
この村の人々は
いい意味でも悪い意味でも自由で、
規律などに従うことが困難であること、
ルールやレールが引かれればひかれるほど、
人々は避けて行ってしまうことを
改めて思い知らされた。

それでも、
辛抱強く、
曲芸に取り組む子ども達もたくさんいて、
そんな子どもたちを中心に
最終日には発表会が開催された。
笑い、
笑い、
笑いの中の曲芸の発表会。
この中の子ども達の誰かが
曲芸師となることがあるかもしれない。
そんなことを夢見る私なのでした。

fbb8cd91.JPG6月19日(金)。
3ヶ月間行われていた
英会話教室の修了式が行われた。
ボランティアが来るたびに
英会話教室の開校を求められるのだが、
1ヶ月経つころにはほとんど生徒が来なくなり、
なかなか継続したことがなかった。
今回、
教師が良かったのか、
カリキュラムが良かったのか、
修了式までたどり着くことができた。
3ヶ月というのが残念な限りだが、
それでも、
この日が一つの大きな区切りとなったことは間違いない。

社会福祉局の協力を経て
実現した今回のプログラム。
修了証書が間に合わなかったのが残念だが、
後日、
修了者に受け渡す予定だ。

今回の講座を引き受け、
そして実現してくれた
マリーナに心から感謝したい。
ありがとう!!!

d9a7f454.jpg先週から
ようやく井戸掘りが開始され、
12日(金)、
無事に完成しました!!!

ブラジルでは食糧の高騰が激しく、
しかも、
野菜や果物といったものが
一日単位で値上がりしている状態です。
カノアでは雨季が長引き、
それが作物の収穫に影響しているということですが、
昨年から取り組んでいる
子ども達の
栄養改善。
継続していくためにと
保育園の園庭で
菜園をはじめ、
少しずつですが
収穫しています。
しかしこの菜園。
雨季が終わり、乾季となれば
水あげを頻繁に行わなければならず、
水道代もばかになりません。
そこで、
助成金を使用し、
井戸を掘ることが可能となったのです。
村は地下に水脈があり、
大体20m掘れば大丈夫だろうといわれていたのですが、
水脈は18mのところで見つかったものの、
乾季に備えて最低5mはさらに深く掘る必要があるといわれ、
なんと、
最終的には26mも掘ることになりました。

水道代も値上げが続く中、
園庭の菜園だけではなく、
保育園全般、
そして、
コミュニティーにも
この井戸を役立てていければと思っています。



※井戸掘りは(株)味の素「食と健康」国際協力支援プログラムの助成金により実施されました。

63d3362f.jpg今回は“FESTA”のお知らせです!!!


<日伯学園 Festa Junina!!!>
日時:6月14日(日)
場所:日伯学園(群馬県大泉町)

日本最大と言っていいほどの
ブラジル人の町。
群馬県大泉町。
まだ行ったたことない人、
この機会に足を運んでみてはいかがですか?

VIVA!!! SAO JOAO !!!!!!!!

私は
娘たちが風邪をひくと、
必ず乾燥したユーカリの葉を煎じ、
湯船に入れます。
ユーカリというとどうしてもパンダを連想しがちですが、
結構すぐれものなのです。
煎じたものを少し飲ましたりもしますが、
湯船に入れるだけでも効果抜群。
2、3日とはいきませんが、
一週間もすると、
びっくりするように風邪が治ります。
長女が生まれてから、
村の人に教えてもらっては
なるべく薬を使わないように心掛けてきた私。
確かに長女は
体が強いほうで、
なかなか風邪をひくこともないし、
引いてもすぐに良くなります。
発熱も小さなころにあったきり・・・

今年、
日本に一時帰国したとき、
赤ちゃんグッズのお店を歩いていると、
鼻通りを良くするといって、
胸などに張るシップのようなものや、
リップのようなスティックになっている
ユーカリの葉グッズを見つけました。

“日本でもこうやって使われてるんだぁ〜”
とうれしい驚きでした。
皆さんは見たことありますか?
ユーカリの葉やそのグッズを???

365f0aca.jpg日本から戻り、
カノアに到着して感じたこと。
それは、
漁師たちが生き生きしているということ。
なぜかというと…
西洋伊勢海老漁の解禁日が近づいていたからです。
仕掛けを作り、
今年の波、
海の様子、
海底の様子などを話し合い・・・
村のどこを歩いても、
漁師が立ち話している姿を見かけるほどです。

西洋伊勢海老漁を行わない
青少年や
副職で漁を行っている人は
エビ漁の最盛期。
先日も、
12kgも獲れたと言っていました。
我が家にも、
日曜日、
食卓にエビが並びました。(笑)

村の男たちが活気ずくと、
村中が元気になります。
さて、
本日6月1日は
漁解禁初日。
明日、
イセエビを収穫して村に帰ることができるのでしょうか?
お楽しみです♪

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