光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2014年06月

先日、
「モノリンガル」と「バイリンガル」では、
困難に陥った時に大きな差が出るという研究結果を見た。
その時に書かれていたことの一つが、
「適応能力」である。
というのも、
バイリンガルの人にも必ず、
“母語”が存在し、
何かうまくいかないときには、
別の言語で思考することで、
別の角度から物事を判断できるのだという。
これが、
適応能力に大きく関係しているらしい。

そして今度、

「幸福な人生を送るために必須の能力とは? 心理学博士が指摘」
という記事の中で、
「適応能力」について述べられていた。

これは本当に興味深い。
私自身、
自分の人生を振り返ってみても、
そして、
今目の前にいる娘達を見ていても、
この話に頷けることがたくさんある。
一部を紹介すると、

“適応力、つまりいろんな環境に対応できる能力は、人間の特性の中では一番魅力的なものとはいえない。しかし専門家に言わせると、幸福で満足感に溢れた人生をおくるためには欠かせないものなのである。

「私たちいつも精神的な試練に直面します。中には負けてしまう人もいます。希望や力を失くし、あきめてしまうのです。一方では、真正面から向き合う人もいます。精神的に打ちのめされても、そこから何かを学ぶのです」と、『Emotional First Aid(感情の応急処置)』の著者で心理学博士のガイ・ウィンチ博士はこう述べる。「人生に満足し、人間関係に恵まれ、そして良好な人間関係を築くことができるようになるためには、私たちの適応力にかかっているのです」

「中には、生まれつき他人より状況に応じた適応力を発揮できる人もいます」とウィンチ博士は語る。そこで、博士は3人の幼児が1つの難しい課題に直面した、ケースを例に上げた。1人はすぐにあきらめて泣き出してしまい、もう1人は同じやり方を繰り返してうまくいかない。ただ、3人目は成功するまで違った方法をいくつか試してみる、という。

「どうやってハードルに対処するかという特性は、幼い頃から生まれつき備わっているということがわかると思います。そうは言っても、適応力はだれでも付けられるのです」とウィンチ博士は言う。”

興味のある方はぜひ、
全文を読んでみてください。

http://www.huffingtonpost.jp/2014/06/29/the-one-trait-you-may-not-realize-will-make-you-happier_n_5540896.html

今日、
W杯トーナメント戦が始まった。
そして、
試合は

ブラジルXチリ

見ている方がドキドキするくらい、
かなりの接戦。
しかも、
チリの方が優勢だったり…

そして、
後半終了で引き分け。
延長戦に。
疲れた体に鞭打って、
最後まで走る選手達。
そして引き分け。

と、
かなり緊迫した状況なのですが、
我が家では、
彼を見ているのが実に面白かった。
初めはソファーに座り、ゆっくりと観戦。
時々大声を出したりしながら、
前半終了。
後半。
そわそわしだして、落ち着かない。
突然りんごを食べだしたり、
何度も水を飲みに立ち上がりながら、
後半終了。
延長戦。
前に乗り出して観戦するも、
引き分けでなんとPKに突入。
そして、
もう座ることすらできない。
立って観戦。
PKでの勝利を収めた瞬間、
家を飛び出し、
叫びまくり(笑)
ただ、
周りもみんな叫んでいたので、
それはもう、
なんだかすごい光景でした(笑)

それにしても、
『優勝は既に決まり。ブラジルはお金で買ったらしい』
なんて話もあっただけに、
今日のこの試合。
どうなるか分からないことをまざまざと見せてくれた気がしている私。

それにしても、
普段はまるで興味のないお年寄りや、
例えば私の義母も、
興奮しすぎて大変な状況。
さすがサッカー王国ブラジル。
やっぱりブラジルには、
決勝まで行ってもらわなくちゃ!!
頑張れ、ブラジル!!!!!!!!!!

子育ては、
一人ではできない。
私はよくそう思う。
パートナーがいてもいなくても、
そばに一人でも信頼できる人がいるだけで、
安心して育児ができる。
最近本当にそれを実感している。
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先日、
友人がこんなことを言っていた。
彼女はシングルマザー。
15歳で娘を産み、
親戚に助けられながらも、
一人で子育てをしている。

「パートナーが欲しいとは思わない?」

そう聞かれた彼女は、

「周りを見てごらん。
麻薬に手を出して家庭崩壊になっている家族、
子ども達が不安に駆られて夜中に泣き出す。
本当に安心して、
信頼して娘との生活を営める相手ができない限り、
私は一人でいい。」

シングルマザーが不幸だと誰が言ったのだろう?
確かに大変だと思う。
私は家事や子育て、
全て彼と分担しているので、
一人では到底無理だと思ってしまう。
でも、
そうやって信頼し合い、
安心して働き、子育てができる環境というのはどんなに幸せだろうか。
突然の仕事で出張に行かなければならないとき、
友人はいつも笑顔で娘達を迎えてくれる。
これはブラジルだけでなく、
日本でもそうだ。
私は本当に幸せ者だと、
つくづく感じる。

それでも、
ふと、
日本に娘達を連れて帰りたくなる時がある。
理不尽な扱いを受けたり、
到底受け入れることができない要求をされたり…
それが私自身なら耐えられる。
しかし、
娘達となると話が違う。
麻薬常習者の家に娘達を遊びに行かせるわけがない。
そこにだれが住んでいようとも。

私達のように恵まれた人たちばかりではない。
だからこそ、
お互いに助け合い、
信頼し合いながら、
子育てしていくのだろう。
そうできる環境、地域ばかりではない。
だから、そうなっていくことを切に願う。

「子どもは何もないところから遊びを生み出す」

ボディーパーカッション:
道具を持たず、体が持つ様々な響きだけで、
リズムを刻みます。
今回は私たちがブラジルの子ども達から教わった楽しくてカッコいい遊びを紹介します。
「リズム感ないんだよ」
という方でも大丈夫。
ご家族や友達など、
周りの人がアッと驚く「小ネタ」だ自然と身についていきます。

注意:
参加する方はこすれたりしても平気なスニーカーで来てください。
ハイヒールはNG。
サンダルはできるだけ避けてください。

日時:6月22日(日) 14:00〜16:00
場所:JICA横浜 第一会議室(1F)
参加費:800円
プログラム:
14:00〜 「光の子どもたちの会」紹介
14:30〜 ボディーパーカッション講座
講師:大嶋敦志
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