光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2020年08月

高校生になる長女は、
今、
これからの進路について、
悩んでいます。
自分が好きなこと、
得意なこと、
興味のあること。
それを将来の進路に結び付けるためには、
大学で何を学んだらよいのだろうか?

私が高校生だった時より、
今は大学の学科が多種多様化されており、
かなり専門的になっているように感じます。
だからこそ、
昔よりももっと、
細かく、
自分の道について、
調べ、
考えなければいけないのです。

そんな姿を見ながら、
中学生の次女は、
私の著書を読んでいました。
発売日前に、
すぐに完読。
私の著書の、
初めての読者となりました。

彼女も生活してきたブラジルのエステーヴァン村のこと。
日本のこと。
そうだよなぁ〜
と、
本を読みながらうなづくことばかりだったそうです。
でも、
それ以前に、
保育士という職業について、
考えていました。
彼女の夢は、
保育士。
私も保育士だけど、
本を読んでみた私の姿、
人生は、
「保育士」
なのだろうか?
と。
「ママの職業って、
本当は何なのかな?」
という疑問が、
本を読んでわいてきたそうです。
その後調べると、
国際協力、
NGOなど、
保育士という枠ではない活動を、
私はしていると。

自分が進路を考える中で、

「保育士⇒保育園で働く
だけではないのかな?」

という考えに至ったそうです。

「自分が何をしたいのか。
それが一番大切。
それが、
ママの本を読んでわかった。」

これが、
次女の感想でした。
とっても嬉しい、
一言でした。

今、
進路に悩んでいる中学生、高校生。
そんな人にもぜひ、
本を読んでほしいなぁ〜と思った、
私でした。
本のことは下記まで



【読者からの感想】
「子どもたちに、これからの社会で生きていく力をつける」という思いは、教師をしている私も同じ思いでいます。
世界どこにいても自分の道を自ら切り開いていく力が必要になると思います。
私も一教員として、また社会人として、これからは親として、自分の生き方をまずは示せるようにしたいです。(20代、女性)

「こういう若い人がいてくれるなら、日本の未来にまだ希望をもってもいいかも」と思わせてくれるような1冊。(50代、男性)

最高でした!すべてのページに鳥肌がたつけど、特にビイアーニのページ。泣きました。何回見ても泣きます。学ぶことの大切さをさらに実感。(30代、女性)

号泣。多分、反対側のバリバリ日本式の子育てだけど、我が家なりに楽しくやっていこうと思う。素敵な本をありがとう。(40代、女性)

書影
21歳女性保育士、
ブラジルの貧しい漁村にひとり飛び込み保育園を作る!
ブラジル北東部、世界的観光地のカノア・ケブラーダに隣接する貧しい漁村エステーヴァン村。
麻薬と売春の渦巻く環境の中で暮らす子どもたち。
親たちから託された願い。
それは“村に保育園を作る”ことだった。
「子どもたちに、これからの社会で生きていけるだけの力を」

サンパウロのファベーラ(スラム街)の保育園を経てエステーヴァン村にやってきた著者。
親たちの願いを受け村人たちと共に保育園作りに奮闘し、
村が「未来に夢を持てるようになった」と言えるまでの道のり20年を、
子どもたちのエピソードとフルカラー写真で鮮やかに描く。

【著者紹介】
保育士、ブラジル・カノア保育園園長
2000年にブラジル北東部の小さな村カノアに保育園を作り、運営を始める。
2006年にカノアでの支援をも目的にした「光の子どもたちたちの会」を設立(2015年にNPO法人化)、代表となる。子どもの権利条約の委員としても、現地の地域力向上を目指して活動中。
ブラジルと日本を行き来しながら生活している。2児の母。

【下記からご購入いただけます】

『天使が舞い降りる村のカノア保育園』ブラジル 21歳女性保育士が漁村に保育園を作った!〜 出版記念トークイベント

ブラジル北東部、セアラ州にある著名な観光地カノア・ケブラーダ。眩く光るビーチや美しい砂丘で知られ、海外からも裕福な観光客が訪れます。
海岸沿いには環境保護エリアとして開発が抑えられた小さな漁村エスティーヴァン村。

豊かな自然に囲まれた伝統的な営みと都会から押し寄せる観光客とのはざまで、惑わされる子どもたちの暮らし。

そんな貧しい海辺の村で幼児教育に奮闘し、今や地元の住民にとって無くてはならない存在となった“光の子どもたちの会”の活動。代表の鈴木真由美さんによる活動の記録と現地の文化や生活がまとめられた本が出版されました!

活動の目的の素晴らしさももちろんですが、自分の夢を追い、言葉や異文化の壁を乗り越え、卒業生が教師として戻ってくる、そんな循環にまで育てあげた行動力には感嘆させられます。

初著作の出版を記念してトークイベントを開催いたします!

海外で暮らしてみたい/暮らしている方、2国間で子育てをしている方、今の状況に閉塞感を感じている方、自分の夢を実現させたい方、夢の途中で困難に直面している方…、それぞれ励まされる点がある事と思います。

また、広いブラジル🇧🇷よく知られているリオやサンパウロとはまた違う文化や暮らしに興味がある方にもお勧めです!

※オンラインのみでの開催となります。遠方の方、お子さまのいらっしゃる方もお気軽にご参加ください!

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『ブラジル 21歳女性保育士が漁村に保育園を作った!』 〜出版記念トークイベント

日時: 9月5日(土) 14:00〜16:00(予定)
トーク: 鈴木真由美さん、サンパティックカフェ 藤崎杏里さん(担当編集者)

参加の仕方は3通りです。
既に本をお持ちの方はA又はBをお選び下さい。

A) 参加費+活動支援 1000円
B) 参加費+活動支援 2000円
C) 参加費+書籍代+送料+活動支援 3000円 

※B、Cコースには真由美さんのサイン入りポストカードが付きます。

※オンラインでの開催となります。
下記リンクより決済頂いた方には前日までにご参加用リンクをお送りいたします。



【お申込み・決済について】

開催はオンライン(zoom)で行います。
スマホでOKです。遠方の方、お子さまのいらっしゃる方もぜひお気軽にご参加ください。

※オンライン参加の方法でご不安な点がある方はお問い合わせ下さい。

以下のリンクでのご決済を持って参加申し込みといたします。

A ) 参加費+活動支援 1000円

B ) 参加費+活動支援 2000円

C ) 参加費+書籍代+送料+活動支援 3000円 

BとCのコースには鈴木真由美さんのサイン入りポストカードが送られます。
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初のオンライントークイベントを開催します!

日時:2020年9月5日(土)14:00〜16:00
申込み:下記サイトを参照

今回は、チャリティーイベントも兼ねています。支援金は、保育園や学童教室では、オンライン授業を行うための活動支援として。また、卒業生として初めて、先生となった、Brunaの学資支援とさせて頂きます。
たくさんの方のご参加を、お待ちしています。

申込みは下記まで

先日からお知らせしていますが、
本日、
8月20日に、
著書である、
「ブラジル 天使が舞い降りる村」
が発売されます!!

既にネットで予約してくださっている方、
メールにてご注文いただいた方、
私に個人的に連絡くれた方、

ありがとうございます!!

そして、
ぜひ、
多くの方に読んでいただきたいと、
心より願っております。

昨日、
娘たちの母校(小学校)に、
寄贈してきました。

当時の担任の先生、
現校長先生とお話しすることができ、
改めて、
娘たちの成長に、
感謝の気持ちでいっぱいです。

まだ読んでいない方、
ご興味のある方はぜひ、
手に取ってみてください。
そして、
感想もお聞かせください。

【下記からご購入いただけます】

プログラミング
STEAM

新しく学校の教科として加わることになったものです。
それが一体何なのか。
どんなことを教えるのか。
子ども達は何を学ぶのか。
まだまだ分からないことばかりですよね。

今回STEAMについてを読んでいて、
なるほどと思ったこと。

「プロジェクトの面白さは、
結果よりも過程にあります。
ドキュメンタリー番組でもそうですが、
失敗やつまずきをどのように克服したかがやはり面白いですし、
伝わってくるものも多いです。(一部抜粋)」

失敗する体験も大事。
結果よりも、
そのプロセスに目を向けることが重要だといっていることです。
知らなくて当たり前。
教師も生徒も、
分からないからこそ、
そこから学ぼうとする。
それが大切なんですよね。

「意見や発言を求めるのは、
言葉遣いこそ変わるが、
小学校前の保育時から(一部抜粋)」

親や保育士は、
子どもが失敗する前に、
手を差し伸べようとしてしまいます。
転ばなければ、
歩くことが学べないのと同じで、
失敗してもよいのです。
知らなくてもよいのです。
それを自分で問う。
それが大切なんですよね。

「むしろ教えすぎず、
ある程度子どもたちに自由に悪戦苦闘させるのがよい(一部抜粋)」

さぁ、
今日から始めましょう!!

2020年8月18日。
マリアさんが天国へと旅立った。
8月11日に91歳の誕生日を迎えたばかりだったおばあさん。
彼女は、
彼のおじいさんのお姉さんなので、
マルシアーノにとっては大叔母になるのでしょうか。
彼らはアマゾンの森で生まれた、
原住民でした。
ある日、森を襲った大規模な開発。
彼らは海岸沿いを逃げてきたそうです。
姉と弟。
たった二人だけ。
彼らは、
エステーヴァン村へとたどり着き、
そこで家族を作りました。

その時の話を、
私は何度も足を運び、
聞くことができました。
どうしても話したくないと、
口を閉ざす場面も多く、
お互いに泣きながら、
そんな時間を過ごしました。

彼女は村の産婆として、
無くてはならない存在でした。
身一つで村にたどり着き、
そこで産婆として信頼を得、
家族を作ったマリアさん。
この話は、
エステーヴァン村の子孫につないでいくべきものだと、
私は強く感じています。

最後にあったのは、
もう2年前でしょうか。
昨年は体を壊し、
なかなかお見舞いにも行けないほどでした。

私の娘へと続く、
原住民族の血。
その大樹を、
大切にしていきたいです。

Dona Maria Borges de Castro

安らかにお眠りください。
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※私の著書「ブラジル 天使が舞い降りる村」にも、彼女の姿が登場しています。

最近「自己肯定感」という言葉をよく耳にしますよね。
保育を行っていく中でも、

「子どもが自己肯定感を持てるように」

と言われます。

自己肯定感とは、
簡単に言うと、
自分に自信があるということです。
逆に、
自己肯定感が低い人ほど自分に自信が持てないといえます。
自己肯定感が低いと、
どうなるのでしょうか?

「自分対相手との比較において、
自分が劣っていると感じやすい傾向がある」

のです。

自己肯定感が高い人は、
自分の考えや行動に自信を持てます。
他人にとやかく言われても、
その考えや行動はゆらぎません。
相手と自分をいちいち比較することがないからかもしれませんね。

我が娘、
特に長女は、
稀にみるほどの
自己肯定感の高い子どもです。
そのため、
私自身も、
彼女を信頼できるし、
信じて見守ることができます。

自己肯定感。
どうやったら伸ばしてあげることができるのでしょうか?

いちばんの近道は、
「自分を褒める」
ということです。
子どもに対しては、
良いところを伸ばしてあげる。
褒めてあげることが大切ですよね。
ネガティブなことを言わないようにする。
それだけでも、
大きな一歩かもしれませんね。

カノア保育園は、
異年齢保育を行っています。
そのため、
3〜5歳児クラスが、
1つの部屋で一緒に過ごすのです。
しかし、
5歳児クラスの子ども(翌年小学校に入学する子ども)は、
後期が始まる8月より、
小学校との連携が強化されます。

  • 数字や文字との出会い

  • 小学校を訪問

  • 小学校の先生との時間


保育園とは異なる空間での過ごし方。
それに少しずつ慣れてもらいたい。
そう考えた先生たちと一緒に、
はじめたものです。
でも、
今年はいつもと違います。
子ども達と会えない日々。
オンライン授業での限界。
それが日に日に表れてきており、
来年、
小学校へ行く子ども達への不安が、
私たちも、
保護者も日に日に増しています。

今、
私たちに何ができるのか?
どう行えるのか?

葛藤はつづきます。
18日。
現地の先生たちとのオンライン会議。
そこでどんな意見が出るのでしょうか。
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新型コロナウイルスの影響で、
8月3日に新学期が始まった、
カノア保育園は、
オンラインによる再開となりました。

今回は、
保育園や学童教室での生活を、
家で実践してもらう必要があります。
毎日、
活動の一部を、
家で取り組んでもらう。
そのための動画や教材の準備をすすめてきました。

そんな中、
毎日読み聞かせを行っていたものを、
なんとか家でもやってもらえないかと考えたところ、
家に本がある子どもはほとんどおらず、
識字に問題がある保護者がいることが分かりました。
そこで先生たちが考えたこと。
それは、
お話の劇を動画にして、
子ども達に見てもらうことでした。

本当は、
本の読み聞かせから、
子どもの想像力、創造力を養ってもらいたい。
でも、
それがダメなら、
私たちにできることを取り組みたい。

まだまだ試行錯誤は続きます。
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