光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2021年07月

ふとニュースをみていたら、
「ズッコケ三人組」の作者、
那須正幹さんが亡くなったとのこと。

我が家は娘たちが生まれてから、
どんなに忙しくても、
寝る前に本の読み聞かせをしていました。
長女が中学校に入るまで続いたこの時間。
そして、
自分たちでも日本の小学校にいるときに図書室に行き、
面白い本は購入してブラジルに持っていっていました。
その中の一つが、
この、
「ズッコケ三人組」シリーズ。

二女は本好きとなり、
こうしてシリーズで集めることもしばしば。

ご冥福をお祈り致します。

【8月28日オンラインツアー開催!!】ブラジル北東部、大自然を満喫しよう!! 〜エステーヴァン村を散歩、海と砂丘の上からの夕日

ブラジル北東部の小さな漁村、エステーヴァン村。
この村のあるカノア・ケブラーダ地区は名高い観光地としてブラジル国内だけでなく、ヨーロッパを中心とした海外からの観光客も訪れる、有名な街です。
そんなカノア・ケブラーダ地区にあるエステーヴァン村。
その中にある、私たちのカノア保育園。
現地の教職員が総力を挙げて撮影した、地元愛満載の配信です。

今回は、海岸のお散歩と砂丘から眺める夕日をお届けします。
天使が舞い降りる村といわれた、真っ白な海岸に青い海と空。
その海岸をお散歩しながら、潮風を感じていただきたいと思います。
そして、砂丘からは奥に広がる森を眺めながら、地平線に沈む夕日を体験していただきます。
砂丘では、夕日が沈むまでの間、“シキブンダ”と地元では呼ばれる、海や雪の上じゃなくて砂丘で楽しむサンドボードを体験していただくことができます。

日本からブラジル。
地球の裏側までは時間もお金もかかる!!
だからこそ、まずはオンラインで楽しんでみませんか?

案内人は私、鈴木真由美が務めさせていただきます。
オンラインだからこそ、ご自宅やネット環境のある場所ならどこからでも参加することができます。
参加費はすべて、カノア保育園の活動費(教員への給与及び子どもたちへの教材キット作成費)として使用させていただきます。

開催日:2021年8月28日(土)20:00(40分間)
参加申し込みは、http://criancasdeluz.stores.jpより下記の4つからお選びいただき、お支払いが確認でき次第、ZOOMのURLを送らせていただきます。
1.参加費(1000円)のみ
2.参加費 + 寄付(500円)=1500円
3.参加費 + 鈴木真由美の著書(特別価格1500円)=2500円
4.参加費 + キーホルダー(500円)=1500円

一人でも多くの方に参加していただきたいと思っています。
お誘いあわせの上、ご参加ください!!

※今回は第1弾として開催します。
こんな場所に行ってみたいなどのご希望がありましたら、ぜひお寄せください。


Facebookのグループ上に写真を投稿してもらい、
皆さんに投票してもらいました。
そして、
30枚を選出!
カレンダーとなる13枚(表紙を含む)を
ZOOM & Facebook-live
で開催します!

日時:2021年7月25日20時〜

参加無料
どなたでも参加頂けます!

開催1週間前に、
ZOOMのアドレスを公開予定。
Facebook-liveは、
Facebookのアカウントを持ち、
「カノアの写真を投稿しよう!!」
のグループに参加して頂くだけで参加できます。

https://www.facebook.com/groups/517636179411246/?ref=share


皆さんのご参加、
お待ちしています!

こども環境学会のシンポジウムの中で、
「人生の根っこ」
という話(竹内延彦先生:長野県北安曇郡池田町教育長)がありました。
私はよく、
この話をカノア保育園のスタッフにします。
なので、

「おっ、この話を聞けるとは!!」

という嬉しさがありました。

「誕生の瞬間から小学校入学までの6年余りの乳幼児期は、
知能や心理面において著しく成長する」

だからこそ、
乳幼児期は

「人生の根っこ」

であり、
非認知能力(自己肯定感や創造性など点数化しにくい能力)
を早期から育むことの重要性が大きく注目されています。

※非認知能力に関しては、
ノーベル経済学者のジェームズ・ジョゼフ・ヘックマンの著書、
「幼児教育の経済学」
で指摘しているので、興味のある方はこちらをどうぞ。

この非認知能力。
それはどうやって育っていくのか?

「子どもの自主性や主体性はやりたいことの中でしか育たない」
ということからも分かるように、
子どもが自ら遊ぶ中で育つ。
だからこそ、
その環境を整えるのが、
大人の役割なのではないか?
と、
私は今、
考えています。

大人の関りは、
不足しても、
過干渉であっても、
子どもの育ちに問題が生じてしまう。
子どもにとって、どうあるべきなのか?
それを常に考えながら、
目の前の子どもを観て、
私たちは日々、関わっていく必要があるのだということを、
再認識させてもらいました。

私が参加している、
「こども環境学会」。

その基調講演を聞きながら、
「そうだよね!!」
と納得したことを、
皆さんと共有したいと思います。

木下勇先生(大妻女子大学社会情報学部教授)の講演の中でのことから…

「自然体験活動が多い子どもの方が道徳心が高い」
(国立青少年教育振興機構・国立オリンピック記念青少年総合センター、青少年の自然体験活動等に関する実態調査報告書、pp.24-25、2006)

この報告書から10年後の2016年、

「自己肯定感も高い」

という結果が示されています。

また、
「北欧で家畜と暮らす農村部における児童が免疫力が高い」
という文献があり、
フィンランドの研究(HealthDay News 2020.10.15)では、
保育園の園庭を森の土や植物のある自然豊かなかんきょうにかえたところ、
「園児の炎症レベルが低下し、
免疫機能の改善が認められた」

上記をから、
わが娘のことを想像しながら聞いていました。
一面砂地の環境で育ち、
自然に触れずにはいられない中にいた彼女たちは、
確かに、

「免疫力が高い」

といえる。
けがの治りも早いし、
そもそも、
あまり風邪もひかない…
そして、
自己肯定感もかなり高いと感じます。
これは性格にもよるかもしれませんが…

自然の中で育つ。
それが子どもに与える影響というのは、
やはり大きいのではないか?
それを再認識させられた講演でした。

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