光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2022年09月

第20回目となる、
記事が掲載されました。
カノア保育園が作られ、
学童教室ができるまでを綴り、
ブラジル北東部の料理や文化について話し…

次は何にしようかと毎月考えていた、私。

コラムの中で気になるものがあった人、
ぜひ感想を聞かせてください!
以前書いたものでももちろんOKです!

保育のこと、
ブラジルのこと、
少しでも興味を持って頂く機会になることを
願っています。

文部科学省は、
「総合的な学習(探究)の時間は、
変化の激しい社会に対応して、
探究的な見方・考え方を働かせ、
横断的・総合的な学習を行うことを通して、
よりよく課題を解決し、
自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にしていることから、
これからの時代においてますます重要な役割を果たすものである。」
と定めています。

教室の中で先生が黒板の前に立ち、
授業をする。
そんな学校のスタイルが今、
大きく変わろうとしています。

子ども達が自ら、
学ぶ。
そのためにはどうしたらよいのだろうか?
大人たちは今、
その方法を模索しているといっても過言ではないでしょう。
ただ、
子どもは日々成長していきます。
時間は待ってくれません。
今、
このときにできること。
それをどのように進めていくか?
それが問われているのです。

「「ゲームをいつまでやる予定?」と聞いたら、
「ここをセーブするまで」と答えるかもしれない。
そうしたら「それにはどのくらい時間がかかるのか」
「宿題はいつやる予定なのか」を聞くことができます。

さらに、
「寝る時間は守ってほしいから、それまでに宿題を終わらせてほしい」と親のゴールイメージを伝えたら、
子どももどうしたらいいか自分で考えるようになります。(下記サイトより一部抜粋)」

日々の生活の中で今から始められることがある。
子どもたちと向き合い、
彼らが自分たちで考え、
行動できるようにしていきたいですね。

カノア保育園のある小さな漁村、エステーヴァン村。
8月は「風の季節」といわれています。
この季節。
私が娘たちと出かけ、
帰宅する途中にある、
目の前に海が広がる素敵な場所にくると、
砂嵐が起こり、
身体中に当たる砂は、
本当に痛く、
娘たちと一緒に走り抜けていました。
この季節になると、
子どもたちは、
凧揚げやシャボン玉を楽しみます。
今では当たり前のような行う、
シャボン玉。
実は歴史は古く、
始まりは16世紀の欧州であるとか。
日本でも、
江戸時代にシャボン玉で遊ぶ姿が見られたそうです。
江戸時代に石鹸が貴重であったことから、
木の実やタバコの茎などを焼いて粉にして、
水に溶かして泡立てて使っていたそうです。

シャボン玉。

ふと思いだし、
一人お風呂場で楽しんだ私でした。
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先日、
日本に住むブラジル人の人達を描いた映画があると知り、
どんな映画だろうか?
と、
知人の主宰するトークイベントを訪れた。
監督や出演者が集まり、
映画のことだけでなく、
日本に住む、
外国につながりがある人達の生活について話はつきなかった。
私は二女と訪れ、
帰り道、
彼女はポツンとこう言った。

「私は良い人達に囲まれてるなぁ〜」

そして、
長女と二女を連れて、
1週間という上映期間の中、
映画を観に行った。
映画自体は30分と短編で、
その後、
出演者たちが自分の言葉で話す、
ドキュメンタリーが続いた。

「その生の声の方が心を動かされた」

と、
娘は言う。

日本とブラジルを行き来して育った娘たち。
帰国子女とも異なり、
日本で外国につながりがある人として生活している人達とも異なる、
彼女たち。
中学生と高校生となり、
その境遇を背負いながら、
それをプラスとして捉えて歩む姿に、
どこか感慨深いものが込み上げている、
私なのでした。
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