光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

2022年10月

2022年10月15日付の読売新聞夕刊より、
「とれんど」
という記事を読んでいたところ、
大きく頷いていました。

経営者とすると、

木を切るだけで植林をしない林業者
と、
植林をする林業者

自由市場で競争すると、
1本の木にかけるコストが安い前者が勝つらしい。
しかし、
森林は荒れ、大洪水が起こってしまう。

これを子育てに置き換えると、

企業は
深夜まで働かせても安上がりな労働者
と、
育児休暇をとるような労働者

前者を優遇する。
しかし、
少子化社会に行き着く。

「育児は複数の作業を同時にこなす『マルチタスク』で、
管理職に必須の能力である」

上記の言葉に、
なるほどと、
大きく頷いた。

多角的な視点で物事をみて、
判断する。
社会にはこのような場面が多数存在する。
育児や家事。
生活の中には、
学ぶべきところがたくさんあると、
再認識させられた。

毎日何らかの"日"がありますよね。
10月10日は体育の日(現スポーツの日)であり、
お好み焼きの日であり、
目の日でもあるそうです。
探すともっと出てきそうですが…

さて、
10月6日は『国際協力の日』です。

「1954年
10月6日、
日本はコロンボ計画への加盟を閣議決定し、
開発途上国に対する政府開発援助(ODA)を開始しました。
政府は、
閣議了解により、
この10月6日を「国際協力の日」と定め、
国際協力への国民の理解と参加を呼びかけています。(外務省より)」

私自身も微力ながら国際協力に携わっていますが、
申し訳ないことに、
「国際協力の日」
を知りませんでした…

今日は何の日だろう?

もしかしたら、
あなたにとって"縁"のある日かもしれませんよ。

毎年発表される、
幸福度ランキング。
残念ながら日本はいつも、
ワーストから数えた方が早い位置にいます。
この幸福度。
最近よく聞かれる、
「ウェルビーイング」
のことを日本語に訳したものであることをご存知でしょうか?

「ウェルビーイングとは、
誰かにとって本質的に価値のある状態、
つまり、
ある人にとってのウェルビーイングとは、
その人にとって究極的に善い状態、
その人の自己利益にかなうものを実現した状態である。
( ウィキペディアより)」

幸せというものが人それぞれによって異なるのと同じで、
幸福度で示されるものも、
その人によって異なるということです。
そんな中、

「自己肯定感が学校の成績に大きく左右されるのは日本的な特徴ともいえます。(下記サイトより一部抜粋)」

「もちろん、学力が高くなくても自己肯定感が下がらない子どももいます。
サッカーが得意とか、絵が上手だとか、友達がたくさんいるとか。
そうした多様な子どもが多様なやり方で自己肯定感を高めることができるといいのですが、
日本はどうしても、勉強ができるかどうかということに左右されてしまう。
学力重視・学力偏重の傾向は指摘すべき点だと思いますね。(下記サイトより一部抜粋)」

日本はどうしても、
幸せを考えるうえで、
“学力”
というものが大きな物差しとしてあることは、
間違いありません。
それでも、
学力以外で幸せに感じられる、
それが本来人間的であると言えるのではないか。
と、
個人的には思ってしまうのですが…

「そして、学力や友達関係が悪くなる1つの大きな要因が経済的な格差です。(下記サイトより一部抜粋)」

「子どもが、自分の好きなことを自由にできる環境を整えることが重要です。
これは、経済的に厳しい家庭のお子さんが、経済的な理由によって進学や部活動などといったことを諦めてしまうことを解消するということもありますし、
経済的に余裕のある家庭のお子さんでも、
受験勉強のために遊ぶ時間がなくなる、スポーツができなくなる、自由時間がなくなるといったことを減らすことも含みます。
子どもが一人の人間として、子ども自身の考えや意見が尊重され、
その子の人生に反映される社会を大人は用意するべきです。(下記サイトより一部抜粋)」

私は保育士として、
いつも環境を整えることの重要性を伝えています。
それは、
保育の現場だけではなく、
大人として、
私たちが家庭や地域においても考えなければならないことではないかと強く感じています。

“子どもが自分の好きなことを自由にできる”

すべての子どもにとってそれが可能となった時、
日本の“幸福度”も高くになるのかもしれません。

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