今日、
市の中心街に向かう乗合ワゴン車の中で、
高校生たちが話をしていました。
何気ない彼らの会話。
でも、そこに希望を見つけた私なのでした。

「今日どうだった?」
「追試のこと?たぶん大丈夫だと思う。」
「おれ、数学以外全教科追試だったんだぜ」
「なんで?」
「嫌いな先生の授業って、ききたくないじゃん?
ゴミ箱めがけて紙を投げてたら
先生にあたって職員室行き。
もう一つは、
あまりに話がつまらないから
おれのネタを披露したら
クラスが大爆笑。
で、
職員室行き。
そんなこんなで、
追試だらけだよ」
「ははは。しょうがないね。
でもわかる、それ。
私も嫌いな先生の授業、
お化粧してるもん」
「だってさ、
学校自体が汚くてつまんないのに、
先生まで嫌いって、
何のために学校行くのかって感じだろ?」
「そうそう、どうにかしてほしいよねぇ〜」
「でもさ、
追試が全部合格するように、
かなり勉強したよ」
「わたしも。
留年はやだもんね」
「おれ、大学で情報処理学びたいし、
IT関連の会社に勤めたいから、
こんなところでぐずぐずしてられないんだよ」
「私はジャーナリスト目指してる。
お互い頑張らないとね」
「あぁ、でももっと面白い先生だったらなぁ〜」
「しょうがないよ。(笑)」

・・・・・

日本でも聴きそうなこの会話。
でも、
ちゃんと自分たちの夢を持って、
それに向かって頑張ってるんだなぁ〜と、
なんだか嬉しくなっちゃいました。
こういう子どもが
もっともっと増えてくれることを
願うばかりです。