今日、
20歳になるある青年と話していた時のこと。
彼は7歳で父親が蒸発し、
母親に育てられたという。
彼は、
忙しいながらも、
夜の数時間、
母親といる時に受け取った愛情は
今でも忘れることはないそうだ。
そんな彼が、
両親がいて、
毎日一緒にいてくれているにもかかわらず、
寂しそうで、
いつも人恋しくしている女の子を見ながら、

『あの子は、
両親がきちんといて、
一日中見守ってくれている人がいるにもかかわらず、
愛情不足のように
寂しそうな瞳をしている。
時間じゃない。
たった一日1時間でも、
自分を愛してくれているということが分かれば、
あの子は幸せになれるのに・・・』


子どもは、
言葉ではなく、
その周りにあるものすべて感じ取ってしまう。
一緒にいても、
心がそこになければ、
子どもはそれに気づくし、
不安にもなるだろう。

私も一人の親として、
考えさせられた瞬間だった。