今年は、
雨季らしい雨季に恵まれています。
今日も一日曇り空。
雨が降ったりやんだり…
日本では当たり前のような光景でも、
カノアでは、
日中に雨が降ったりやんだりすることは稀で、
本当に珍しいのです。

この時期、
体調を崩す人が増えてくるのですが、
ブラジル全国的に増加している病気の一つに
“デング熱”
というのがあります。
蚊を媒介として
風邪のような悪寒、発熱に始まり、
他に頭痛、眼窩痛、筋肉痛、関節痛が現れます。
食欲不振、腹痛、便秘を伴うことも。
潜伏期間が4〜7日ということもあり、
症状が出て、
よくなってきたときに
『デング熱でしたね』と診断されることもしばしば。
乳幼児や高齢者がかかると
死亡する例もありますが、
致死に至るケースは稀です。
ただ、
再感染した場合にはデング出血熱となって、
口、目、鼻などの粘膜から大量に出血したり、
また血管壁透過性の亢進による循環血漿量低下がショックを引き起こすデングショック症候群という病型となり、
この場合の致命率が上がります。

対処方法は蚊に刺されないこと。

エステーヴァン村では2名の発症が認められました。
今後、
増える可能性が高いので、
蚊よけ対策は万全にしなくてはいけません。