私たちの保育園は、
3〜5歳児が一緒のクラスにいる、
異年齢クラスである。
クラスの中に発達の異なる子ども達がいることで、
難しいこと、
できない事があるのではないかと思われる方もいるかもしれない。
昨今、
日本でも異年齢クラスが注目されている。
というのも、
兄弟のいないひとりっ子や、
地域の中で異なる年齢の子ども達と接したり、
遊んだりする機会が減ってきているためである。

異年齢でいるということは、
発達も、
ルールなどの理解力も、
運動能力も異なる中で、
一緒に遊ぶということである。
それでも、
子ども達はそれぞれの能力を的確に読み取り、
役割を決め、
上手に遊んでいる・・・
という姿を目にすることは多いのではないだろうか。

今日、
職員会議の場で、
保育士の一人がこんなことを言っていた。

「今年のクラスは本当に団結力がある。
遊んでいても、
見守ったり、
応援したり、
手伝ったり、
その場に応じてみんなが対応している。
この間も、
4歳の子どもが水彩画を完成させた時、
クラスのみんなが拍手をした。
“どうしたの?”
と聞くと、
“この子はいつも紙を破いてしまうのに、
今日は紙が破れていない。
すごくキレイな絵だよ。”
と、自分のことのように嬉しそうに話してくれた。
こういう時、
クラスの子どもは互いに支え合いながら生きているんだと、
本当に嬉しく思ったんだ。」

こういう話を聞くと本当に幸せな気持ちになる。
”よし、これからも頑張ろう!!!”
って気持ちになる。

子ども達に感謝です。