9月15日(土)、フォルタレーザ(セアラ州都)にて、
「日本語スピーチコンテスト」が開催されました。
昨年は地方大会だったのですが、
今年は州大会。
この州大会で上位3位までに入った人が
サルバドールで開催される地方大会への出場権を取得することができます。

我ら“エステーヴァン日本語講座”からも、
3人が州大会に出場しました。
私自身はもっぱら陰ながらの応援団長なのですが、
“エステーヴァン日本語講座”は、
JICA日系社会青年ボランティアの真野さんの指導により、
週2回の授業を行っています。
実は私、
この子ども達の実力というものを正直知りませんでした。
当日、
練習を行っている場面に立ち会わせてもらい、
その時に初めて、

「この子達、こんなに日本語を話せるようになったんだ」

と驚いたほどです。
私は今回審査員として参加したので、
どうなることかと心配しつつ、
公正な判断をするために、
緊張しながら審査員席に座っていました。

1〜3番目はエステーヴァン日本語講座の生徒たちです。
初めての場で、
1番目に話すCassioはとても緊張していたことと思います。
それでも、
滑舌よく、
会場の人々を見ながら、
上手にスピーチすることができました。
その姿を見て他の審査員たちも驚いていたほどです。
2番目はIsabel。
練習の最後まで、文章を忘れたり、つっかえたりしてしまっていたため、
どうなることかと心配しましたが、
途中で何度かカンペを見る場面はありましたが、
最後まで話しきりました。
そして3番目はMarisa。
彼女は文章はきちんと話せるのですが、
イントネーションが強く、
日本語を聞く私たちとしては、
なかなか単語を聞きづらい・・・のです。
それでも、
最後の質問にもきちんと答えていたので、
ほっとしました。

今回は州大会ということもあり参加者が少なかったのですが、
なんと、
エステーヴァン日本語講座のCassioが3位入賞を果たしました!!!!!
その声を聞き、
ここまで指導してきた真野さんは目に涙をため、
信じられない様子です。
298366_10152095630045447_2042053209_n

一人で1年間、
この日本語教室を指導してきてくれた真野さん、
本当に素晴らしい生徒を育ててくれてありがとう!!!
これからも継続していかなければと、
私も心に誓いました。
まだ残りの任期があります。
この生徒たちがどこまで成長してくれるのか、
陰の応援団長として、
本当に楽しみです。

最後にもう一度、
Cassio、
本当におめでとう!!!

しかし。。。
残念ながら地方大会への出場条件として、
16歳以上というのがあります。
彼は現在13歳。
残念ながら出場権を4位の人に渡すことになりました。
それでも、
彼が16歳になった時、
全国大会!?に行くのも夢ではないかもしれません!!!!