私達がカノアで保育園を立ち上げたとき、
エヴァさんといつも言っていたことは、

「私達はいつなんどき、
ここを離れる事になるかもしれない。
だからこそ、
この村の人を育て、
運営から全てを担ってもらえるようにならないと。」

人を育てるということは、
言うだけならば、
簡単です。
いくら熱意や意志があっても、
それぞれが違う人間であり、
だからこそ、
それを見極めることは、
本当に難しい。
でも、
一人では到底できないことでも、
それぞれが力を合わせて取り組めば、
可能となり得る。
それを信じ、
伸ばしていくことができなければ意味がない。
そう信じて活動しているけど、
上手くいったり、
いかなかったりを繰り返しながら、
既に十数年。

FacebookのCOO(最高執行責任者)シェリル・サンドバーグ氏が、
2012年にハーバードビジネススクールで行った卒業スピーチで、
こんなことを言っていました。

「これから入るビジネスの世界で、皆さんは自分の持つ学位や自分の人格に頼ってはなりません。自分の知っていることに頼るのです。皆さんの強みは書類ではわかりません、皆さんの強みは、人との信頼関係と尊敬を得ることから来るのです。これから才能、スキル、想像力、そしてビジョンが必要とされますが、何よりも一番大切なのは、心から本当の意味でのコミュニケーションを取ることです。周りの皆を刺激する話ができると同時に、周りの皆の話をきちんと聞くことができる人になることが大切です。」

私達が乳幼児期に重きをおき、
活動するには、

「"基礎(土台)"を作ってあげたい。」

という気持ちが強くあるからです。

"人との信頼関係と尊敬を得ること"

それができる、
"場(環境)作り"を
これからも積極的に行っていきたい。
それを胸に、
努めていきたいです。