光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 人生

2025年1月13日
今日は成人の日。
私の時は大雪で、
横浜アリーナまで車で連れていってもらったけど、
着なれない振り袖で雪の中は、
かなり大変だった。

今日は快晴!
でも、
娘は振り袖を見送り、
本日は明日出発する、
ブラジルへの荷造りで大忙し。
彼女らしくもあり、
何だか微笑ましい。

いつも自分を信じて、
前向きに、
ポジティブに。
精神的につらいことがあり、
夜眠れないこともあるけど、
それでも、
それを乗り越え、
自分の力にできる。
そして、
あまったものは、
周りの人に与えることができる。
(妹を除いて(笑))

夢は大きく、
自分を信じて、
周りに助けてもらいながら、
自由に羽ばたいてほしい。

20歳、
おめでとう!

少し前になるのですが、
2024年6月11日に明治学院大学国際学部のインターンの授業にて、
お話をさせてもらいました。
担当の小野先生に、
「日本語と英語、
どちらの授業で講義をしたいですか?」
と聞かれ、
迷わず
「日本語で!!」
と答えました(笑)

学生たちからの感想は素敵なものばかりだったのですが、
その一部を紹介させていただきます。

『特に感じたのは、辛い経験やもどかしい経験も含めて終始楽しそうにお話されていることでした。
これは鈴木さんが、立ちはだかる壁さえも、自分のやっていることの重要性を理解してもらうこと、
また人々のためになることの一環として楽しもう!という気持ちがあることに起因しているのではないかと思います。
(中略)
こうした立ちはだかる壁を、地元の方に理解してもらうため、
そして環境をより良くするためだと捉え、真正面から向き合う鈴木さんの姿勢を、
今後他人を巻き込んで何か新しいことに挑戦するときに参考にしたい(M.T.)』

『夏休みにゼミの校外学習で、タイの農村へホームステイに行きます。
(中略)
農業の手伝いや、インタビューをする機会もあるので、日本人だから感じられる共通点や違いに目を向けられたらと思います。
(中略)
私が学びにいくつもりで行こうと思います。
今回の鈴木さんのお話は、
校外学習に向けてどんな気持ちで行ったらいいのかとても勉強になりました。(A.I.)』

『「何でも提供するのではなく、本当に必要なものを村の人々に届ける」と仰っていたことで、
地域において、何が本当に必要なものなのか見極めて行動することが、重要なのだと気付くことができました。(Y.S.)』

『幸せについて考える大きなきっかけになった。
(中略)
また、日本の幸せを固定概念にして他国の貧困を救おうと思っていたが、
そこは不幸せなのではなく、そこにも幸せはたくさんあることに気付かされた。
知らない幸せや幸せの概念という問題は簡単に考えられるものではないが、
考えるのと考えないのとでは大きな違いがあると思い、今回話を聞けて本当に良かった。(N.K.)』

『私も鈴木さんのように勇気を出して新しい世界に挑戦して新しいことを生み出せる人になりたいと強く思いました。
また、鈴木さんは人を変えるのは難しいが、環境を整えることが私たちに唯一できることだとおっしゃっていましたが、
ゴミの分別に講義してきたお母さんの気持ちを変えていました。
環境を変えようとすることで自然とそこにいる人たちの気持ちも変わるのだなと思いました。
今回のお話を聞いて、自分はもう子どもではありませんが、
自分にとって何が1番幸せなのかを考えたいと思いました。
そしてやりたいことを見つけたら迷わずに挑戦したいです。(E.H.)』

『自身の考えていることを誰かに相談したり、軽く話すだけでも何かにつながるキッカケになるのだなと思った。
自身の心に秘めている考えや具体的な事がらにまで考えがいっていなくて、
相手に打ち明けるのにハードルが高く感じてしまうことが常日頃あるが、
その伝える勇気というのは大事なんだなと改めて感じた。(H.K.)』

などなど、
まだまだたくさん頂いているのですが、
まずはこの辺で。

皆さん、
学生さんたちの言葉を聞いて、
どう思われましたか?

日本のみならず、
ブラジルでも、
他の国々でも、
いじめは増加傾向にあります。
コロナ禍を経て、
ブラジルの学校では、
児童生徒の不安症やうつ病、
自殺未遂にリストカットが以前にも増して、
見聞きにするようになりました。
それと同時に、
いじめの問題も深刻化しています。

日本では、
2013年に「いじめ防止対策推進法」が制定されましたが、
残念のがら実効性が伴っていにいのが現状です。

フランスでは、
2022年に刑法が改正され、
いじめにより自殺または自殺未遂に追い込んでしまった場合、
加害者に10年以下の拘禁刑または最大15万ユーロの罰金が課されます。

韓国では、
いじめの加害者には進学に対する推薦状を出さないようになりました。
これは、
将来的には、
就職の際にもその影響が残るようにする方向だとか。

誰もが良くないことだと思いつつも、
増え続ける"いじめ"。
0にすることは難しいかもしれない。
それでも、
自分と異なる価値観、
多様性が当たり前となることで、
違うことを

『いいね!』

と思える社会になっていくことを、
願いつつ、
自分のできることをコツコツ
と、
取り組んでいきたいですね。

ブラジルではくしゃみをすると、
周りにいる人が

「SAUDE !!(サウージ)」

と言います。
直訳すると、
"健康“
という意味ですが、
日本式に言うと、
"お大事に"
ということでしょうか。

日本でも昔は、
くしゃみをした後に

「くさめ、くさめ」

と唱える習わしがあったそうです。
なんと『徒然草』には、
このおまじないをしないと死ぬ…
と、
記されているのだとか。

くしゃみは風邪の引き始めにすることが多いので、
昔から、
大事に至る前に気をつけて…
と言われていたのかもしれませんね。

季節の変わり目。
くしゃみをしたらぜひ、
おまじないを唱えてみてくださいね。

今回ブラジルに行き、
滞在1週間ほどと、
なんとも短かったのですが、
10年以上ぶりのご縁をつなげる、
そんな出会いが何度もありました。

長く同じ場所で続けていると、
嬉しいことばかりではなく、
それでも、
いつもそのときに助けてくれる、
支えてくれる人たちがいて、
そんなことを思い出させてくれる、
そんな時間となりました。

再びつながったご縁に、
つながり続けているご縁に、
感謝しながら…

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カノア保育園では、
日本からのボランティアだけでなく、
大学のスタディツアーとして
東海大学、
関西大学、
学生を受け入れていました。
そして今回、
私がたった1週間ほどカノアに滞在するのと同じタイミングで、
13年前にカノアにやってきた学生が社会人となり、
訪れてくれました。

昔の写真を見せながら、
「この子はどこにいるの?」
当時保育園や学童教室に通っていた子ども達は、
親となり、
子どもがいる人も多く、
驚いたと言います。
村を飛び立って、
外国にいる人もいて、
その時間の経過にびっくりしたことでしょう。

こうしてまたこの土地に戻って来てくれること、
本当に嬉しい限りです。
いつまでも忘れず、
心に留めてくれていたこと、
その思い出が温かく、
懐かしいものであること、
感謝せずにはいられません。

今度は誰が来るかな?
今から楽しみです!Messenger_creation_31372dde-1690-473f-b451-4ad24b24d12b

夏といえば、

『すいか』

ですよね。
実は「秋」の季語である、
すいか。
なぜでしょうか?

すいかは「西瓜」と書きますが、
字の通り、
中国よりも西、
アフリカ原産の食べ物で、
それが中国から日本に伝わりました。

暑い国の食べ物だからこそ、
水分が豊富で、
最近良く聞く、
「熱中症」対策にも効果的です。

そんな「すいか」ですが、
8月のこの時期、
立秋の頃ということで、
初秋の食べ物だということで、
「秋」の季語となったようです。

でもやはり「すいか」は、
夏の風物詩ですよね!
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猛暑が続き、
そとに出るのも、
何をするのも億劫になりがちな今日この頃。
ですが…
今日、
8月7日から、
二十四節の「立秋」が始まります。
暦のうえでは、
"秋"…

8月21日まで立秋なので、
お盆が終わる頃には、
少しは秋らしくなっているかな!?

昨今は9月に入っても暑い日が続いていますが、
体調に気をつけながら、
過ごしていきたいですね。

日本では、
そもそも名字で呼ばれることが多いですよね?
でも、
最近の小学校では、
先生も児童のことを名字ではなく、
名前で呼ぶことが多いようです。
確かに我が家の娘たちも名前で呼ばれていました。
日本では多い名字ということもあるもしれませんが。

それでも、
結婚すると「◯◯さん」と、
馴染みのない相手の名字で呼ばれたり、
子どもができると、
「◯◯ちゃん(くん)のお母さん」
と呼ばれたり、
自分の名前を呼んでもらう機会って、
少なくなるのではないでしょうか?

私はブラジルで結婚し、
子どもができたこともあり、
名字で呼ばれるということはあまりなく、
仕事柄もあり、
今でも名前で呼ばれることがほとんどです。

先日、
日本で暮らすブラジル人の方とお話しをしていたときに、
こんなことを言っていました。
「日本にきて、
ある日子どもの友達のお母さんが、
『◯◯くんのお母さん』
って私のことを呼んだんです。
ブラジルではそういう呼ばれ方をしないので、
日本で暮らしているのだと嬉しくなりました。
仲間になれたみたいで」
と話していました。

そんな考え方もあるのか!
と目から鱗が落ちましたが、
名前はアイデンティティーの一つです。
その人がどんな風に呼ばれたいのか。
そんなことを自己紹介のときにでも話せると良いですよね。
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※写真は本文とは関係がありません

先日訪れた料理店の大将に、
出された煮物の美味しさを伝えていると、
大将は、

「ご好評頂いたことは恐縮ですが、
記憶に残らない料理として出させて頂いた一品なので、
寝たら忘れて頂けると嬉しいです」

と一言。
聞いてみると、
メイン料理よりも手間ひまをかけている一品。
それでも、
口休めとして、
大地を味わい、
地味な、
五感を休めるための一品とのこと。

料理とは、
見て、
嗅いで、
食感、
味わい、
音も含め、
楽しむもの。
だからこそ、
口休めが必要で、
記憶に残らないようにと作られる料理がある。

私達の人生においても、
一呼吸置く大切さがある。
自然と深呼吸している自分。
その時間を大切にしていきたいです。

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