光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 子育て

昨年ごろから、
“手作り”
にはまっている長女。
あまり器用ではないけれど、
思いだけは人一倍。
小学4年生では、
「家庭科クラブ」
に入るほどでした。

そして、
先日突然
“カギ編み”
を教えてというので、
教えることに。
何を作るのかと思ったら、
担任の先生へのプレゼントにするのだとか。
ポシェットがいいというので、
簡単に作れるという事もあり、
製作スタート。
しかし・・・
20150324_183156なぜか四角にならず、
スイカのような半月状態に(笑)
そこで、
縫い方を工夫すればなんとかなるのでは?
と提案すると、
出来上がったのがこれです


人形は、
ブラジル、カノアのお母さんの手作りゆるキャラ。
端切れで作ったもので、
以外に人気があるんですよ!!
欲しい方は事務局まで↓
http://criancasdeluz.org/contatos/contatos_jp.html

さて、
今はコースターに挑戦中の彼女。
誰に似たのか…
めんどくさがりの私でないことは確か。
やっぱり、
我が妹か!?
春休みなので、
思い切り楽しんでもらいたいですね。

今日はクリスマスイブ。
12月24日は、
毎年どうしようかと悩む日でもあります。
というのも、
12月25日の昼食は、
義父母の家で会食なので、
この日は毎年恒例行事。
24日はというと、
親戚総出のクリスマス会も開かれるのですが、
しんみりと、
家族4人で過ごしたい…
と、
2年に一回は、
我が家でクリスマス会。
今年はというと、
家族4人、
我が家でクリスマス会に決定しました。
そして、
今回のクリスマス会は、
企画は長女が担当。
プレゼント交換から、
テーブルセッティングまで、
自分で考え、
実行しました。
夕食のメニューだけはみんなで決めましたが(笑)
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子どもがこうしてクリスマスのお祝いを考え、
家族一緒にお祝いできるというのは
子どもの成長を感じる一瞬でもあります。
3人が近所の教会の礼拝に行っている間に、
私は夕食の準備。
途中、
ガスがなくなり(プロパンなので)、
かなり慌てましたが、
なんとかみんなが帰ってくるまでに夕食を作り終えました。

皆さんが、
幸せと平和、
そして優しさとその光を受け、
過ごされる事を心から願っています。

Feliz Natal !!!

ブラジルは、
近年多宗教となってきてはいるものの、
カトリックの信者が多い国であり、
この時期、
国中がクリスマス色に彩られます。
といっても、
日本よりも厳かな感じが、
私は好きです。

私自身あまり装飾された室内が好きではないので、
あまり飾り付けなどはしないのですが、
娘達は大好き。
特に、
自分たちで作ったもので家中を飾るのが大好きです。
DSCF6988
今年は長女が、
クリスマスリースを制作。
とてもかわいいのができたので、
皆さんにお披露目です。

今は家の中につるしてあるのですが、
思った以上にかわいらしくて、
私も気に入りました。
家の外ではピカピカと電飾が光っています。
もうすぐクリスマス。
常夏のクリスマス。
何度体験しても、
この違和感だけは拭えない私なのでした(笑)

我が家の長女は今小学4年生。
ブラジルでは今、
こんなものが流行っていて、

DSCF6947
毎日のように作り、
それを学校の友達に売ったり、
交換したりしています。
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先日、
彼女が日本の友達と話していた時のこと。

「手紙で今、日本で何が流行ってるって書いてあったでしょ?
これが流行ってるんだぁ〜」

「うそ!?、ブラジルでもはやってるよ!!!」

と、
二人で意見交換会。
これにはびっくり!!
いやぁ〜
世界って本当に狭い。
こんな小学生の流行りものまで一緒とは…

「日本でもはやってるんだって。
なんだか近くに感じて嬉しいなぁ〜」

と、娘。
遠いようで近い。
そんなブラジルと日本をこんなところでも感じた瞬間でした。

子どもは、
大人が想像もしないような事を
考えていたりする。
ふと出るその一言が、
あまりに確信を得ていて考えさせられたり、
どうしてそうなるのか分からないような、
おもしろい事を言ったり…
こうした言葉を聞くのも、
私の生きがいの一つかもしれない(笑)

今日のおやつのとき。
手作りのパンを売りに来たオランダ人から総菜パンを買った。
パン屋で買うよりも、
とても美味しいパン。
娘たちの大好物ということもあり、
最近よく買うのだ。
一人一つずつ味を選び、
パンを買って、
おやつの時間に食べることにした。
そのパンを食べていた時のこと。

長女:「ママ、人もパンも一緒だね」
私:「なんで?」
長女:「だって、一つ一つ違うでしょ?」
私:「味が違うってこと?」
長女:「それもあるけど、その味に合うような生地にするでしょ?」
私:「そうだね。その方がおいしいもんね。」
長女:「そう。どれでもいいってわけじゃなくて、そのパンに合ったものじゃないとおいしくないんだよね」
長女:「だから、作るときにちゃんと、そのパンの事を知らないといけないと思うんだよね」
長女:「人だって、みんな違うでしょ?ママから生まれたって私と妹は違うもん」
私:「そうだね。」
長女:「だから、それぞれの個性を生かさないとダメなんだよ。おもしろいね。パンが人に見えてきた(笑)」

10歳になったばかりの長女。
でも、
笑ってしまうようなこの会話の最中に、
どこかで
“深いなぁ〜”
と思っている私がいました。
パン職人の皆さん。
こんなところに教育者(保護者?)との共通点があるとは。
これからもおいしいパンを作ってくださいね。

今日、
娘たち二人は、
二人きりで、
家から少し離れた場所へ、
お買い物に行った。
行きなれた道。
でも、
雨が降ってた今日は、
自転車で10分くらいの場所が、
30分くらいかかったようでした。

「買いたいものがあるの。
おこずかいで買ってきてもいい?」

4月から小学生の次女も行きたいというので、
二人でお買い物に行く事に。

約束は、
1. 持って行ったお金をきちんと見て、買い物をすること。
2. お昼(12時)までには帰ってくること。

元気よくでかけていった二人。
約束の12時ごろ。
泣きながら『ただいま』と言う次女の声。
どうしたのかと尋ねると、
思っていたよりも時間がかかってしまい、
時計を持っていなかったから、
途中からママに怒られると思って泣いてしまったとのこと。
それを見かねて、
近所の方が偶然車で通りかかり、
家まで送ってきてくれたようでした。
 
“ありがとうございます”

と平謝りする私に、

「大丈夫。
泣いてるからどうしたのかと思って声をかけたら、
約束の時間に遅れそうだって言うから・・・」

と、
笑いながら娘たちとの会話を教えてくれました。

初めて、
家から少し離れた場所にお買いもの。
お土産にと、
私と妹に、
パン屋さんでパンを買ってきてくれました。

そんな姿を見て、

“まだまだ小さな子どもだなぁ〜”

と思う反面、

“こんなに大きくなったのかぁ〜”

と、
感心してしまいました。
これからどんどん、
自分達だけで、
自分の道を歩んでいくようになります。
その一歩一歩を見守りながら、
そばにいてあげたいですね。

先日の娘たちの会話。

お風呂に入っていた時のこと。
いつもあがる順番は、
次女が先で、長女が後。
でも、
最近はじゃんけんで決めることにしたらしい…
そこで、

じゃ〜ん、け〜ん、ぽん!!

いつもは次女が勝っていたのですが、
今回は長女の勝ち。

「やったぁ〜!!」

と喜ぶ横で、
泣きだす次女。

「泣かないよ。
私だっていつも負けた時、
すごく悔しいけど、
それでも、
じゃんけんでって決めたから我慢してるんだもん。
決めたことはちゃんと守らないと。
悔しい思いをすると、
『次は勝ってやる!!』
ってがんばれるんだよ。」

たかがじゃんけん、
されどじゃんけん。

お風呂を上がる順番という、
ただそれだけなのに、
何とも深い。

こんなところでも、
娘たちの成長を感じられます。
ただ・・・
お風呂上がりのじゃんけんくらいで、
大泣き、喧嘩をしないでほしいですね(笑)

我が家の次女は、
4月から小学校1年生になる。
今日、
新入生への学校説明会があったので、
行ってきた。
娘も一緒に・・・
なぜかというと、
11月に行われた健診に参加しなかったので、

「校長、養護教諭との面談」

があるとのことだったからだ。

ということで、
学校説明会のあと、
面談をすることになった。
実は私だけでなく、
他4組の親子が面談を予定されており、
我が家以外は
転居してきた方々だった。

「学校入学前に、
直接お話させてください」

と、
学校から連絡があったそうだ。

さて、
この面談。
娘に名前や年齢、
今どこの幼稚園に通っているのか。
幼稚園の様子。
などなど、
いろいろと尋ねたあと、

「最後に校長先生とジャンケンしよう。
最初に3回勝った人が勝ちだよ」

といって、
ジャンケン、スタート!!

私は横で、
不思議に思いながら見ていたのだが、
実は、
会話の理解力、
ルールの把握能力、
思考力
などなどを見ていたらしい・・・
ジャンケンって、本当に奥が深い。

でも、
この小学校は本当に手厚く子どもや家族と接してくれていると感じる。
申し訳ないと思うくらい、
ブラジルと日本を行き来している私たち家族を受け入れてくれているし。
次女はどんな小学校生活を送るのでしょうか?
し・か・し、
まずは残り僅かな幼稚園生活を
満喫してもらいましょう!!

私たちがいくら言っても、
信ぴょう性がないと感じるのか、
右から左へと情報が流れてしまっていることが多い、
この「テレビっ子」の話。
心理学だけでなく、
脳科学でも、
その悪影響が証明された。
全く見せない・・・というのは難しいかもしれない。
でも、
一日1時間など、
ぜひ制限を設けたいものですね。

==========
長時間視聴、脳の成長に悪影響 テレビっ子、言語能力低下

 東北大加齢医学研究所の川島隆太教授(脳科学)と竹内光准教授(同)らのグループは20日、子どものテレビの長時間視聴が、言語知能などをつかさどる脳の前頭極に悪影響を与えるとする研究結果を発表した。従来、心理学研究でテレビが子どもの読書能力や注意能力を低下させることが確認されていたが、脳のどの部分に作用するかが明らかになったのは初めて。

 脳画像解析と追跡調査によって解明した。「テレビを1日に何時間見るか」といった生活習慣を問うアンケートと知能テストに加え、脳を磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影し比較検討した。
 2008年7月に始まった1回目調査で「テレビを長時間見る」と答えた子どもほど、3年後の2回目調査の知能テストで言語能力が低い傾向があった。
 脳画像解析による調査では、本来、成長に伴って減少する灰白質と呼ばれる部分が、「テレビを長時間見る」と答えた子どもの方が減少幅が小さかった。
 この傾向がみられたのは前頭前野の一番前側にある前頭極などで、自ら考える高次認知機能を担うとされる。この部分での発達の遅れが言語能力の低下に関連していると考えられるという。
 川島教授は「テレビ視聴制限の必要性が脳科学でも裏付けられた。生活習慣が脳の発達に影響することを子育て中の親に知ってほしい」と話す。
 調査には、宮城県内の健康な5〜18歳の男女計276人が参加した。


2013年11月21日木曜日 「河北新報社」

昨日、
娘の四半期試験結果を
受け取りに、
学校に行ってきました。
教室で、
担任教師とその結果を見ながら、
授業態度や、
学校生活なども含めて、
色々と話をします。
試験結果が良かったこともあり、
それ以外の話をたくさんしました。
先生がこんな話をしてくれました。

「子どもが自分の両親を尊敬していると、
その子自身もとても安定していて、
その姿勢がよく現れると思います。
美莉亜ちゃんは、
お母さんの保育園の話、
お父さんが先生をしながら、
村の伝統文化である、
“ダンサ・デ・ココ”を踊っている話をしてくれます。
この間は、
そのダンスを披露してくれたんですよ!!」

娘はダンスを披露したあと、
先生にこう言ったそうです。

「お母さんとお父さんは、
子ども達のために、
みんなのために、
一生懸命働いているんです。
そんな姿を見るのはすごく嬉しいです」

と。
感動しました。

娘も9歳。
早いものですね。
その成長を垣間見た気がしました。

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