光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 自然

我が家の周りには、
たくさんの柿の木が植わっています。
渋柿なのか、
カラスさえも口にしないため、
熟れた柿がたくさん落ちているのをみると、
「干し柿の作り方、知らないなー」
と一人で思ったりしています。

柿は古代から栽培されているもので、
昔は、
「柿が赤くなると、
医者が青くなる」
と言われていたほど、
栄養かも高く、
食べると病気になりにくいと言われていたそうです。
日本では、
「国果」
とも呼ばれることがある、
国を代表する果物である、
柿。

食の秋にぜひ、
お召しあがりください!

因みに、
ブラジルでも「柿」のことを、
「カキ」と呼ばれています。

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夏といえば、

『すいか』

ですよね。
実は「秋」の季語である、
すいか。
なぜでしょうか?

すいかは「西瓜」と書きますが、
字の通り、
中国よりも西、
アフリカ原産の食べ物で、
それが中国から日本に伝わりました。

暑い国の食べ物だからこそ、
水分が豊富で、
最近良く聞く、
「熱中症」対策にも効果的です。

そんな「すいか」ですが、
8月のこの時期、
立秋の頃ということで、
初秋の食べ物だということで、
「秋」の季語となったようです。

でもやはり「すいか」は、
夏の風物詩ですよね!
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先日訪れた料理店の大将に、
出された煮物の美味しさを伝えていると、
大将は、

「ご好評頂いたことは恐縮ですが、
記憶に残らない料理として出させて頂いた一品なので、
寝たら忘れて頂けると嬉しいです」

と一言。
聞いてみると、
メイン料理よりも手間ひまをかけている一品。
それでも、
口休めとして、
大地を味わい、
地味な、
五感を休めるための一品とのこと。

料理とは、
見て、
嗅いで、
食感、
味わい、
音も含め、
楽しむもの。
だからこそ、
口休めが必要で、
記憶に残らないようにと作られる料理がある。

私達の人生においても、
一呼吸置く大切さがある。
自然と深呼吸している自分。
その時間を大切にしていきたいです。

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毎年恒例の清里。
清泉寮では美味しいご飯がたくさん!
なかでも、
ミルクプリンは絶品です!

このミルクプリン。
ジャージー牛乳で作られているのですが、
ジャージー牛のことを少しご紹介。

<ジャージー牛とは?>
ジャージー牛はイギリスのジャージー島原産で、
日本で飼育されている乳牛全体の0.7%程しかいない希少種です。
ジャージー島は、
スポーツ等の際に着用するジャージの語源でもあります。

ジャージって、
ジャージー島が語源だとは、
驚きですよね。
って、
牛とは関係のないことでした(笑)

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皆さん、
「小満(しょうまん)」って聞いたことがありますか?
私は初めて聞きました。

「小満(しょうまん)」とは、
「草木が周囲に茂り、満ち始める」の意で、
立夏のあとに訪れる

そうです。
田植えの時季、
少しずつ暑さを感じるようになる時期。
夏の始まりともいえるかもしれません。

心地よいこの時期をぜひ、
楽しみたいですね。

日本人にとって、
春の訪れを告げる花と言えば、
「桜」
を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
もしくは、
「菜の花」
かもしれません。
では、
世界ではどんな花が、
春を告げる花なのでしょうか?

ヨーロッパでは、
「スズラン」
が、
春を告げる花と言われています。
この時期にスズランの花束を贈られた人は、
「幸運が訪れる」
といわれているのだとか。

皆さんにとっての春の訪れを告げる花とは何でしょうか?
暖かい1日。
散歩をしながら、
自分にとっての春の訪れを告げる花を探してみるのも面白いかもしれません。
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私が参加している、
「こども環境学会」。

その基調講演を聞きながら、
「そうだよね!!」
と納得したことを、
皆さんと共有したいと思います。

木下勇先生(大妻女子大学社会情報学部教授)の講演の中でのことから…

「自然体験活動が多い子どもの方が道徳心が高い」
(国立青少年教育振興機構・国立オリンピック記念青少年総合センター、青少年の自然体験活動等に関する実態調査報告書、pp.24-25、2006)

この報告書から10年後の2016年、

「自己肯定感も高い」

という結果が示されています。

また、
「北欧で家畜と暮らす農村部における児童が免疫力が高い」
という文献があり、
フィンランドの研究(HealthDay News 2020.10.15)では、
保育園の園庭を森の土や植物のある自然豊かなかんきょうにかえたところ、
「園児の炎症レベルが低下し、
免疫機能の改善が認められた」

上記をから、
わが娘のことを想像しながら聞いていました。
一面砂地の環境で育ち、
自然に触れずにはいられない中にいた彼女たちは、
確かに、

「免疫力が高い」

といえる。
けがの治りも早いし、
そもそも、
あまり風邪もひかない…
そして、
自己肯定感もかなり高いと感じます。
これは性格にもよるかもしれませんが…

自然の中で育つ。
それが子どもに与える影響というのは、
やはり大きいのではないか?
それを再認識させられた講演でした。

おととし、
娘2人と一緒に、
初めて奄美大島を訪れた。

宿だけを決めて、
後はフリープラン。
我が家の国内旅行はほとんどこんな感じ。

奄美大島を訪れたとき、
バスの運転手さんがガイドさんに変身。
走りながら、
奄美の伝説から、
アマミノクロウサギのことまで。
とても面白く、
貴重な体験だった。

アマミノクロウサギと言えば、
ウサギの中でも珍しい、
6千万年前からいた種類らしい。
そして、
2021年5月12日付けの読売新聞朝刊、編集手帳には、
アマミノクロウサギについて、
こんな面白い話が載っていた。

「冬、ウサギの巣穴にハブが入り込むのを見た。
中をのぞくと、
ウサギに巻き付いて寝ていた。
(中省略)
ウサギはハブをほどいて外出し、
戻ると平気な顔で再びハブに巻かれた。」

この話を読んだ二女も大笑い。
だからこそ、
アマミノクロウサギは、
6千万年前から現在に至るまで、
存在しているのだろう。

また、
奄美大島に行きたいなぁ〜

宮大工の世界には、

『木に学べ』

と言われる、
口伝がある。
その一つに、

生育環境によって生じる木々の特性を見抜き、
うまく組み合わせてこそ、
堂塔は時の流れに耐える

という教えがある。

堂塔の木組は木の癖組》


私たちは一人で生きていくことはできない。
だからこそ、
自然から学ぶことは、
まだまだたくさんあるのかもしれない。

日本の保育園で働いていると、
四季折々の草花や虫などを観察することが、
よくあります。
お散歩をする中で、
道端にある草花の名前を調べたりと、
私自身、
実は学ぶことがたくさんあります。

春になるとよく見かけるのが、
「たんぽぽ」
です。
でも、たんぽぽというのは、
日本各地で、
色々な呼び方をされています。

千葉では「にがな」
広島では「ちちぐさ」
群馬、長野、岐阜では「クジナ」
山形、福島では「ふちな」

他にもまだまだたくさんの呼び方があります。
面白いですよね。

春が過ぎ、
夏の訪れ。
その前にやってくる、梅雨。
今、
お散歩中に探すのは、
紫陽花ですね。
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