光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

カテゴリ: 遊び

臨床育児保育研究会で映画の上映会をします。
どなたでもご参加できます。

映画「風のなかで・・・ むしのいのち くさのいのち もののいのち」上映会

都内杉並にある中瀬幼稚園、年長児クラスの2009年3月1ヶ月をカメラがとらえました。
台本のない子どものドラマ、心にぐーんと迫ります。
「子どもたちの 輝く瞳を おいかけて 見えてきた、かけがいのない、いつもの暮らし」
http://www.kazenonakade.com/

日時:2月9日(火)午後6時半から9時まで
会場:東京文化短期大学 7番教室
 最寄駅:丸の内線東高円寺下車  
http://www.tokyobunka.jp/main/access/m_access.php
鑑賞代:1000円(当日払い)

この映画はは子どもが育つことをとことん追求し、子どもの環境が保育がどうあればよいか
その比類のない実践を映画にしたものです。
子どもの環境を考える上で核心部分をついているような気がします(個人の感想ですが)
保育者のみならず、多くの子どもにかかわる大人にみていただきたい映画です。

シンガーソングライターの大貫妙子さんはこの映画に
「遊んで遊んで遊びたおす   遊ぶことは生きる知恵・・」
というメッセージを寄せられています。
                       
【お申し込み】
メールで info@ikuji-hoiku.net
「件名 上映会申し込み」と記載の上、
氏名 と連絡先(電話又は携帯)・・・をお知らせ下さい。

10c9e3dd.jpg次女が一歳になり、
歩き始めたこともあって、
本当に子どもは
毎日のように成長しているんだなぁ〜と
つくづく感じている今日この頃、
先日受けた講演会の内容が
頭にこびりついています。

「私たち人間は誕生したとき、
大人とほぼ同じくらいの脳神経が存在します。
異なる部分は
それらがまだ未発達であるということ。
耳で聞く、
目で見る、
といったことだけでなく、
指先を動かす、
笑う、
子どもたちが一つ一つ学んでいくことによって
脳神経が働きを開始するのです。
一定の時期に開始されなかったもの、
動作や発達に関しては
“必要ないものなのだ”
という認識の下、
消失してしまいます

一度なくなってしまったものを取り戻すことは
不可能とは言いませんが、
かなり難しいと言えるでしょう。
これらの脳神経の働きを
多く発達する手段が
“遊び”
です。
新生児から
乳児、幼児の間に
どれだけ遊んだか。
どんな遊びをしたか。
それによって、
脳神経の働きの数は大きく変わってきます。
単なる遊び。
大人はそう思うかもしれません。
しかし、
それが大人になったときに
どれだけ大きな影響が出るのか、
大きな差となるのか、
言葉では言い表せないほどです。
だからこそ、
子どもが自分の意思で遊ぶこと。
それをできるだけ、
見守っていてください。
・・・」

目の前にいるわが子の姿を見ながら、
その動き一つ一つが
どんなに大切なものであるのか。
新しいことができるようになり、
それを見ながら一緒に笑える日々。
その一秒一秒を
大切にしていきたいですよね。

昨年、
日本一時帰国中に
娘を連れて公園に行きました。
そのとき、
娘が葉っぱや木の枝、
石などを使って楽しく遊んでいたのですが、
それを見ていた親子が
必要以上に玩具の貸し出しを申し入れてくれ、
それを拒否した娘に対し、
一瞥をくれ、
その場からいなくなってしまった・・・
という経験をしました。

この経験は、
私にとっては衝撃的で、
「日本における遊び」
ということに対して
かなり深く考える機会となりました。

そして今年。
毎日のように公園に行くのですが、
子ども達、
その保護者、
遊びに対してや子ども達に対する物腰が
昨年とは大きく違うように感じました。

虫を追いかけている子ども。
自然を使ってのままごと。
走り回る子ども達。
それを見つめる保護者・・・

なんだか嬉しくなってしまいました。

一年。
長いようで短い期間。
でも、
人間として必要な
豊かなこと。
それが再び
根付きだしたように感じている
今日この頃なのです。

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