光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:ことば

頑張るって、
なんだろう?

江戸時代までは、

「頑張ってはいけない」

という、
否定的な意味で使われていたらしい。
そして、
明治時代、

「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)は、復讐を成功するために苦労に耐えるという意味」



として、
頑張りなさいと言われるようになったらしい。


頑張るときは、
自分で決めること。
だから、
人に対してではなく、
自分に対して。

「今、頑張ろう!」

そのときは、
自分だからこそ、
分かること。

私も娘たちに対して、
言ってないだろうか?
自分自身に問いかける。

我が家の娘たちは現在、
中学2年生と小学5年生。
日本とブラジルで生活し、
学校に通い、
その両方の言語(日本語とポルトガル語)で
話し、
読み書きができます。
日本でも、
ブラジルでも、
授業に参加するために、
問題があったことは一度もありません。
それでも、
文章読解、
作文など、
母語となる言語の揺らぎがあるのではないか?
と考える場面は、
何度もありました。

「1,2,3歳 ことばの遅い子」(ぶどう社)中川信子著
を読みながら、
これは、
外国に繋がる子どもたちなどにも通じる部分があるのではないか?
と思うことがありました。
その中に、

「身体が健康で、
心が安定していることが、
ことばの育ちの前提条件なのです」

という記述があります。
大脳が受け持つ「ことば」。
それは、
身体の働きをつかさどる脳=脳幹
心の働きをつかさどる脳=大脳辺縁系
に支えられている。
という事実があるからです。

何よりも、
子ども時代に健康で、
心が安定できる環境で育つこと。
それがあって、
ことばというものが育つのだ。
その事実は、
私に大きな安心を与えました。

娘たちはこれからどんな人生を送り、
どんな困難が待ち受けているかもしれません。
それでも今、
子ども時代を過ごした時間、
それがどれだけ豊かなものであったかを思うと、
勝手に
“大丈夫”
と思えてくるのです。

そう感じられる子ども時代を、
全ての子ども達が送れますように…
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