光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:コミュニケーション能力

2022年1月30日付の読売新聞、
ONLINEシンポジウムのテーマが、

「教育の急激なデジタル化の問題を考える」

だったのですが、
デジタルと紙の教科書のメリットやデメリット。
これまでも、
そしてこれからもまだまだ議論が続きそうなテーマですが、
その中で特に私が共感したのが、

「教育は「無駄こそ命」」

という言葉。

「なぜと立ち止まって考える」
「退屈したときにこそ、
子どもは創造性を使って面白い遊びを始める」

確かに!
この余白があるからこそ、
人は成長できる。
近頃よく感じていることです。

オンラインというのが当たり前になってきた昨今だからこそ、
対人関係、
人との関わりを今まで以上に大切にしていきたいですね。

「子どもってすごい!!」
「子どもって面白い!!」

私はなぜ保育士という仕事をここまで楽しく今日まで続けているのかと言われれば、
この2つが大きいなぁ〜と、
感じます。
子どもは可能性を秘めています。
そして、
未知なる道を歩んでいくために、
環境を整えてあげること。
それが私たちの一番の役割なのではないかと思うのです。

「人間の関係性って一見無駄に見える雑談のようなところから豊かになって育まれていく。
無駄話をしてもらえる関係性をつくる(下記サイトより一部抜粋)」
「人がいちばん成長するのは、自分が成長したいとき(下記サイトより一部抜粋)」

思わず納得してしまいました。
無駄話ができる関係。
雑談のできる環境。
その関係性があるからこそ、
共に学び、
共に生きることができる。

私が活動するブラジルの小さな漁村では、
無駄話の連続です。
買い物に行くとなると、
出会った人と雑談を繰り返すので、
小さなころの娘たちは、

「ママ、いつもお話ばっかりするから」

とあきれていたほど。
でも、
この雑談があるからこそ、
私はその場所で楽しく、共に生きて居られたんだと、
感じるのです。

学校でも、
地域でも、
どんな場所でも、
無駄話ができるような関係のある環境づくりというのは、
とても重要なのではないでしょうか。
噂話ばかりする…
それは嫌だな…
そう感じることもあるでしょう。
そんなときは、
すーっと、
流してしまえばいいのです。
無駄話からヒントを得て、
活動につながったこともたくさんあります。
昨今は道端で話をすること自体できないような難しい時期ではありますが、
こうした関係性が続くよう、
願うばかりです。


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日本時間の10月14日22時過ぎ。
我が家の長女は、
たった一人で、
羽田空港発の便に乗り込みました。
昨年既に一人でブラジルに来ているので、
そこまで心配してはいなかったのですが、
問題は、
経由地での乗り継ぎ。
ここで失敗しないように、
事前に話をしていました。
というのも、
彼女は極度の方向音痴。
最近では自分なりにどうすれば大丈夫かが分かってきたそうで、
以前よりも間違えることは減ったそうですが…

そして、
経由地から到着を知らせるメール。
ゲートなどを私もインターネットで調べてみるも、
彼女に伝えると、
「もうゲートの前で待ってるし…」
と、
一人でたどり着けた模様。

長女は前向きで、
コミュニケーション能力が高いので、
何か分からないことがあれば恥ずかしがらずに質問ができます。
語学が好きということもあり、
何とか自分で伝えようとする気持ちもあります。
こうした長所が、
彼女の人生の中で、
有利に働いているのでしょう。

そして、
ブラジルに到着。
フォルタレーザ空港に彼と次女、
そして私の3人で迎えに行きました。
一番ドキドキして、
そわそわしていたのは次女。
大好きなお姉ちゃんに会えるのですから。
そして、
約1年ぶりに娘と会う、彼。
初めは少し照れながらも、
とっても嬉しそうでした。
そして私。
私は週に何度も何時間以上も話をしてきていたので、
無事についたという安心の気持ちの方が大きかったです。

30時間以上の一人旅。
よく頑張りました!!
久しぶりの家族4人での生活。
さて、どうなることやら(笑)

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