光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

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「吾唯足知(われただたるをしる)」

これは、孔子の言葉です。

直訳すると、
「自分は満ち足りているということだけを知っている」
という意味ですが、
私がブラジルの人々、
特に、
コロナ禍で失業し、
暮らしが苦しくなり、
本当に大変な時期のエステーヴァン村の人たちが言っていた一言、

「森や海で食料を得て、
日が傾けば寝ればいい。
子どもとの日々を満喫してるよ」

を思い出させてくれます。

「満足することを知っている人は、貧しくとも幸せである」

何が幸せか。
何を満足していると感じるのか。
それは人によって異なりますが、
自分を知り、
日々の暮らしに満足だと感じられる。
それこそがやはり、
幸せと言えるのかもしれません。IMG-20180428-WA0005

ブラジルのデザートは、
甘い!
チョコレートを食べても、
砂糖を食べているかのよう。
コーヒーには、
大量の砂糖。

主な国の砂糖消費量、
年間1人当たり、
ブラジルは堂々の1位で、
50kg。
続いて、
ロシアの40kg、
EU(欧州連合)35kg
と、続いていく。
因みに日本は、
16kgだとか。

ブラジル人は、
料理に砂糖を使うことはNGですが、
砂糖は日常生活にかかせないもの。
ですよね。

※参考資料:読売新聞 編集手帳2020年10月16日付

私たちはどうしても、
未来を見据えて、
中期的、
長期的に計画し、
その展望を考慮し、
人生を歩んでいます。
確かに、
こうした準備がなければ、
上手くいかなくなることも多くあることでしょう。

でも、
人生全てにおいて、
今を大切に生きるより、
未来のために無理をする必要があるのでしょうか?
今を犠牲にしなければ、
未来を切り開くことはできないのでしょうか?

計画することも大切です。
目標を持つことは重要です。
それでも、
“今”というこの瞬間を、
きちんと大切に思い、
感じ、
生きていくこと。
それを大切にしてほしい。

娘が中学3年生となり、
高校受験の真っただ中。
自分自身のこと。
今のこと。
将来のこと。
たくさん話しています。

「今日よければすべてよし。
明日は明日の風が吹く。」

ブラジルでは多くの人がこの言葉を座右の銘とします。
それを心に常に持ちながら、
生きていきたいものです。
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