光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:レジリエンス

子どもが初めて歩いた時、
その先で転んでけがをしてしまったらどうしよう?
と、
先回りして危険を回避する。
私たち親が日常的に行っていることではないでしょうか。
それでも、
転んだとしても擦り傷程度で済むのならば、
ただ見守り、
歩いている姿を眺めている。
そんなことができるかもしれません。
人生において絶対ということはありませんが、
失敗をしないようにと先回りしすぎていては、
子ども自身が失敗や間違いから学ぶ機会を奪ってしまうことになります。

「人間は求める結果を得られなかったときに、
別の幸せを見つけることができます。
だからこそ前に進めるのです。
レジリエンス能力の高い人は、
困難や失敗を成功のきっかけとして捉える力、
ポジティブな視点に変える力があります(下記サイトより一部抜粋」

人生何度も曲がり角があり、
失敗したことで選ぶ道もあることでしょう。
その先に実は、
自分が思い描いていたような幸せが待っていることもあるかもしれません。

困難を乗り越える力。
ポジティブな視点に変える力。
ぜひ子ども達に身につけてほしいですね。


「道徳」
が新学習指導要領において教科と位置付けられてから久しいですが、
私自身も、
ブラジルで実施している、
「ライフスキル教育」
を導入するにあたり、
日本でいう、
「道徳」
「総合的な学習の時間」
この2つをうまく取り入れたいと考えてきました。
昨今、
日本の学校教育の中で、
道徳が大きく変わろうとしています。
今回の「青翔開智中学校・高等学校(鳥取県鳥取市)」での取り組みも、
これからの子どもたちを考えていく中で、
大切なことがたくさん詰まっていると感じました。

「これはしなやかな心で俯瞰して自分を見ることで、
現代風にいえばレジリエンス(※2)とメタ認知(※3)が備わった状態であると感じたのです。
また、
この2つのスキルがあれば、
生徒たちはアサーティブな状態に身を置けるのではと思いました(下記サイトより一部抜粋)」

この2つの状態を備えることができることで、
子どもたちの自己肯定感は確実に向上するだろう。
そんなことを感じました。

詳細は下記↓

新学習指導要領の前文にある記述:

「自分のよさや可能性を認識するとともに、
あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、
多様な人々と協働しながらさまざまな社会的変化を乗り越え、
豊かな人生を切り拓(ひら)き、
持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる――。」

私は今、
新学習指導要領に、
とても期待している。
この時代を生きている子ども達にとって、
どのような“生きる力”が必要とされているのか。
それが反映されている…
と、
感じているからだ。

「日本の教育水準の高さは世界の中でも誇れるものですが、
暗記力を競うスタイルはもう古い。
1人ひとりの意見がユニークで大切だということを学べる場を、
義務教育の中にもっとつくれるといいですね(下記参考サイトより一部抜粋)」

そしてさらに、

「自己認識力」
「レジリエンス」
「表現力」
「聴く力」

この4つの力が、
これからの時代を生きていく中で、
大切なものとなっていくという。

我が長女も高校2年生となった今年。
私たちが生きてきた時代とは異なる社会の中を、
互いに模索しながら、
歩み進んでいきたいと思う。



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