光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:保育士

この度、
PriPri2025年11・12月号の
「海外の日本人保育者に聞く・知りたい!世界の保育「ブラジル」」
にて、
私のブラジルでの生活、
主にカノア保育園での1日が掲載されました!!

もし本屋さんに行くことがあったらぜひ、
手に取ってみてください。



20250920_135427

※「光の子どもたちの会」が講座実施団体です!

<かながわコミュニティカレッジ>
「地域で支える、外国につながる子どもやその家族へのサポーター養成講座」

言語や文化の違いなどから、
地域で孤立してしまっている外国につながる住民が多い中、
保育園や幼稚園、
そして子育て支援施設等の職員およびスタッフが、
多様な言語や文化に触れ、
理解する機会を持つことは多文化共生にとって大切です。
本講座では講義に加え支援現場の見学を行い、
外国につながる子どもが通っている幼稚園または保育園の職員や地域における多文化共生の取り組みの生の声を聞きながら、
自分一人ではない、
つながりを作っていきます。

実施日:11月4日、11日、25日、12月2日(全火曜)全4回
時間 :
11月4日、11日、12月2日 13時30分から16時40分
11月25日 13時30分から16時00分
申込締切日:10月16日(木)
受講料:6,300円(11月11日の現地見学の交通費は別途、自己負担)
講座実施場所:
かながわコミュニティカレッジ講義室(11月4日、25日、12月2日)
神奈川県立地球市民かながわプラザ「あーすぷらざ」(11月11日)

申し込みは下記まで





先日、
勤務先の保育園で、
子どもたちが歌っていた、


「きみイロ」


皆さんは聞いたことがありますか?
お恥ずかしいながら、
私は初めて聞きました。
歌を聞いていると、
"深いなー"
と感じ、
歌詞を改めてみていると、


「世界に一つだけの花」


を聞いたときと同じ気持ちになりました。
みんなが、
それぞれでいい。
集まったら、
もっと素敵なイロになる…


ぜひ皆さんも一度、
聞いてみてください!



==========
<きみイロ>


まっかなたいよう おはようさん
きょうも せかいがイロもって
あおいおそらに しろいくも
みどりがゆれる

イロイロ とりどりのイロ
みんながイロイロな イロもって
あんなイロ こんなイロ どんなイロ
たったひとつ きみイロ

ひとりひとりは イロちがい
きみだけのイロをさがすんだ
7つよりそいあえば
きらきらのにじ


イロイロ とりどりのイロ
みんながイロイロな イロもって
あんなイロ こんなイロ どんなイロ
たったひとつ きみイロ

たのしそうにきみが うたいわらうこえも
イロづいてきれいな ねイロになる

ちいさな きみがね
これからであうイロ どんなイロ
たくさんあつまって イロどり イロイロ イロ

保育士という仕事は、
昨今、
多岐にわたってきています。
そのどれもが、
命にかかわるものであったり、
生活に密にかかわるものであったりと、
なくてはならない仕事の1つといえるのではないでしょうか。

私自身も「保育士」ですが、
今回のご指摘のように、
「高度な専門職」
という認識を、
果たして世間に皆様は感じているでしょうか?
こうした声を私たち保育士自身も、
そして、
周囲にいる人たちも上げていくことで、
少しでもよりよい保育、
質の高い保育を子ども達に提供できるようにしていきたいですよね。

詳細はこちらから

私は保育士だが、
20年前に「気になる子」としてとらえていた子ども達。
現在では、
「発達障害」もしくは「可能性がある」
といわれる子ども達が増えてきている。
確かに、
現場感覚でも、
同様である。
それは日本に限らず、
カノア保育園のあるブラジルでも同じである。

2022年に文部科学省が公表した
「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」
の結果は、
私たちに
「やっぱり」
「そうか」
と肯定でもあり、
今後の教育の在り方を考えていく大きな材料となったといえるのではないだろうか。

「学習面や行動面に困難さがあるなど、
発達障害の可能性のある小・中学生は8.8%、11人に1人程度在籍している(一部抜粋)」

35人学級であれば1クラスに3人。
特別支援学級に入る児童生徒数もこの10年で倍増。

そんな中、
児童精神科に対しても、
待機児童がいるという。
個人的には衝撃だった。

「児童精神科で専用病棟を持っている病院は少なく、全国で40棟余り(一部抜粋)」

確かに、
こうして考えてみると、
待機児童が出てしまうことにもうなずける。

1.医者以外の関連職業の方たちが、もっとコミットできるような連携体制が必要
2.発達障害と疑われる子どもなら指示の出し方を変えるなどの方策を提示
3.地域の協力が必要
4.発達障害のある子どもたちが拠り所とする場所を築いていく

保育士としての私に何ができるのか。
常に考えながら、
目の前の子どもと楽しく過ごしていけたらと願っている。

下記より抜粋


“HSC”という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
昨今、発達障がいなどの理解が深まっていますが、
それでも、
あまり耳慣れない言葉かもしれません。
それでも、
「生まれつき敏感な気質を持つ子どもHSC(Highly Sensitive Child)は、約5人に1人いる」
と言われています。

私は保育園で働いていて、
確かにこうした特性のある子どもを目にする機会が多くなったような気がしています。

「HSCは誇るべき長所でもある」

なぜでしょうか?

それは、
「物事の観察力に優れ、変化に機敏なHSCは、集団の不協和音をいち早く察知できる」
からです。
それを記事の中で「炭鉱のカナリア」に例えて説明しています。

「カナリアは人より早く毒物を察知してさえずりを止める習性から、
かつて、炭鉱労働者にとって一大事を未然に防ぐ大事なパートナーでした。
この話はクラスの中のHSCに置き換えることができます。
もしHSCがクラスでの居心地が悪いと感じていたなら、
それはクラスの環境自体に異常があるサイン」(下記記事より一部抜粋)

このことを知っていると、
彼らは、
教育者である私たちにとって、
助けてくれる存在となるのです。

下記の記事で一番わかりやすく、
そして、
取り組むべきこと。
それは、

「『強い口調』『せかす口調』を改善する」

当たり前のようですが、
自分では気づかぬうちに…
ということがあります。
だからこそ、
肝に銘じて子どもと一緒に過ごしていきたいと思っています。


2022年11月。
昨年は川崎市中原区の園長研修の講師としてお話させて頂いたのですが、
今年は、
「川崎市保育所等職員研修」
の講師をさせていただきました。
テーマは、

「保育理念子どもの生きる力を育てる〜子どもへの理解」

ブラジルにおけるカノア保育園の実践を交えながら、
お話をさせていただいたのですが、
海外の、
特別な場所での保育。
ではなく、

共感してもらえる、
自分たちの保育園でも生かしていきたい、

と感じていただけるようにと、
なるべく子どもの様子を見てもらいながら話しました。

参加してくださった方の感想を拝見すると、
勤務先の保育園で…
子どもにとって…
と、
自分事として捉え、
これからの保育に生かしてもらえるような、
そんな言葉が多く見受けられました。
それでも

「こんな理想的なこと、環境でのことなんてできるわけがない」

と感じている人もいるかもしれません。
でも、

「子どもは世界どこでも同じである」

という意識を持っていただきながら、

「今、目の前にいる子どもに対して何ができるのだろうか?」

と考えていただける機会になったのなら嬉しいです。
こうした機会を頂け、
感謝しております。
講師依頼、随時受け付けております。
ご興味のある方はいつでもご連絡下さい。
お待ちしております!!
IMG-20171012-WA0025

昨日、
高橋べんさんのコンサートに。
いつもは子どもの声と笑顔に溢れるコンサート。
コンサート会場を出ると、
勇気と元気をもらえる歌。
昨日は子どもの参加がなく、
大人だけでしたが、
だからこそ胸に訴えるようなプログラムとなっていて、
改めてべんさんのファンになりました。
そこで久しぶりに
井上さく子さんに出会い、
たくさん話をしました。
会いたいときに、
話をきいてもらいたいときに、
なぜか出会い、
ゆっくり話ができるというのは、
とっても不思議。
これこそが、
人とのご縁。
だから、

人の縁って面白い

1647827848666

IMG-20171012-WA0025
2022年1月22日に「NPO法人びーのびーの」の法人研修をさせてもらった。
ブラジルでの保育園設立の話はもちろんだが、
異なる文化の中での子ども達の育ち
SDGsの視点
ブラジルから見た今の日本の子育ての現状
など、
1時間ではとてもまとめきれず、
伝えたいことが伝わっただろうかと不安でしたが、
感想をいただき見てみると、
一人ひとりが多種多様な立場から感じた視点で、
気付きやこれからに向けてのヒントになるようなことを渡せていたかなと、
少し安心しました。

日本にいる時間が長くなり、
ブラジルに行くことになった時に考えていた、

「ブラジルでの経験を日本の保育に生かしていきたい」

という思いをこうした形で実現できることは、
本当にうれしいです。
これからも依頼があれば積極的にお話させていただいたり、
交流させていただきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします!!

<ご連絡はこちらまで>
NPO法人光の子どもたちの会
代表 鈴木真由美
E-mail info@criancasdeluz.org


下記に感想の一部をご紹介
==========
「せめて子どもたちが身の回りの何気ないものを遊び道具にしたり、自然に触れたりすることで想像をめぐらし、心だけは豊かに育って欲しいと思うのは国が違っても共通の願いである。」

『すみませんではなくありがとうと言えるように』

「国が違い、環境も違うけれど子どもの姿は同じで、保育する側が大切にしていることがきちんとあれば保育は成り立ってのだなと知りました。」

「既に大人に、母になった人に対して、もう一度、その人たちの周りを一緒に見回したり、信頼できる人がいることを母と共に再認識していくことが大切だと感じた。」

「寄り添うとは、関わる時間の長さや要望を多く受け入れることだけではなく、その人に積極的に興味をもって信頼関係を築くことだと改めて感じた。」

「ブラジルの印象がどうにもちぐはぐで、それが格差ゆえかもしれないと感じた。」

「保育(というか、子どもに対する教育)の必要性については多くの方が感じられていたのだろうか。そんなものは必要ない、という方はいなかったのか伺ってみたかった。」
==========

先日、
横浜市幼稚園協会からの依頼を受け、
「カノア保育園での生活 〜ブラジルの子ども達と生きる力から学んだこと」
と題して、
お話をさせていただきました。
2時間。
楽しく子ども達のことを考える時間にしたいと、
ハイブリット方式(オンライン+対面)で実施した研修で、
グループワークをしました。

「自分が子どものとき、
どんな遊びをしましたか?」

乳幼児期。
覚えていないという人もいましたが、
出てくる、出てくる、
楽しい話。

そして、
参加した方からこんな感想をいただきました。

「「子どもらしく」って改めて振り返る時間が持てた」
「海外の保育事情と日本の保育現場」
「どの場所でも子どもの育ちを保障するという気持ち」
「本当の豊かさとはなんだろうと考えさせられた」

なんとも嬉しいです!!
ブラジルに行くとき、
私は日本に戻り、
その経験を生かしたい。
伝えていきたいと強く願っていました。
20年を経て、
今こうして貴重な機会を頂けていることに、
感謝しています。

そして、
これからもどんどんこういった時間を作っていきたいので、
いつでもご連絡ください!!
乳幼児教育、
多文化共生、
子育て支援、
両親教室、
日本とブラジルでの子育て、
保育士として…
などなど、
皆様のご希望に沿ったテーマでお話させていただきます!!

連絡はこちらまで↓
info@criancasdeluz.org
85b42f28.JPG

このページのトップヘ