光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:子どもの自主性

「セレンディピティ」とは?

セレンディピティ(Serendipity)とは、
何かを探している最中に、
予想外の別の価値あるものを偶然に発見する能力や、
その幸運な現象のこと。

と言われています。
この言葉は、
イギリスの政治家にして小説家である、
ホレス・ウォルポールが生み出した造語です。
彼がこの造語を生むきっかけとなった物語があるそうです。

「『セレンディップの3人の王子』という童話を読んだことがあるのですが、
そのお話において、
王子たちは旅の途中、
いつも意外な出来事と遭遇し、
彼らの聡明さによって、
彼らがもともと探していなかった何かを発見するのです。
(造語を発見したときの書簡の原文(日本語訳)の一部)」

保育園で働いていると、

「これって何だろう?」

という、
子どもとの話から、
公園などで、

「先生、見てみて!
これじゃない?」

と偶然見つけるような場面に遭遇する。
それは、
単なる偶然ではなく、
自分の中に残っていた、
モヤモヤとしていたことなどがあるからこそ、
見つけることができる、
その価値に気づく、
「能力・才能」
とも言えるのではないでしょうか。

ビジネスの世界においても大切だと言われている、
「セレンディピティ」

こうした発想、
疑問に感じ、
それを心に留めておく"余白"を
ぜひ持っておきたいものです。

こども環境学会のシンポジウムの中で、
「人生の根っこ」
という話(竹内延彦先生:長野県北安曇郡池田町教育長)がありました。
私はよく、
この話をカノア保育園のスタッフにします。
なので、

「おっ、この話を聞けるとは!!」

という嬉しさがありました。

「誕生の瞬間から小学校入学までの6年余りの乳幼児期は、
知能や心理面において著しく成長する」

だからこそ、
乳幼児期は

「人生の根っこ」

であり、
非認知能力(自己肯定感や創造性など点数化しにくい能力)
を早期から育むことの重要性が大きく注目されています。

※非認知能力に関しては、
ノーベル経済学者のジェームズ・ジョゼフ・ヘックマンの著書、
「幼児教育の経済学」
で指摘しているので、興味のある方はこちらをどうぞ。

この非認知能力。
それはどうやって育っていくのか?

「子どもの自主性や主体性はやりたいことの中でしか育たない」
ということからも分かるように、
子どもが自ら遊ぶ中で育つ。
だからこそ、
その環境を整えるのが、
大人の役割なのではないか?
と、
私は今、
考えています。

大人の関りは、
不足しても、
過干渉であっても、
子どもの育ちに問題が生じてしまう。
子どもにとって、どうあるべきなのか?
それを常に考えながら、
目の前の子どもを観て、
私たちは日々、関わっていく必要があるのだということを、
再認識させてもらいました。

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