光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

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6ff048af.jpg私達の今の課題。
それは、
今ある人材にもっと多くの学びの場を提供すること。
そして、
新たに人材を発掘していくこと・・・

私達の活動するカノアでは、
講座や勉強会、
セミナーなどが開催されることは全くと言っていいほどありません。
だからこそ、
私たち自らが企画し、
運営、調整しながら
勉強会を開催しています。
それが行えているからこそ、
今現在でも、
その知識の向上に努めているのだと思います。

しかし・・・
ふとしたときに浮かんだ疑問、
知りたいこと、
学びたいこと、
それらの答えを見つけることは
容易ではありません。
そんな中、
昨日、
私は朝4時半に家を出て、
州都フォルタレーザに出張に行きました。
眠い目をこすりながら
話し合い、
さらに話し合い・・・
それが報われたのか、
新しい道が
少しずつ開けてきました。
まだ形になるまでには時間がかかるかもしれませんが、
それでも初めの一歩。
それを大切に、
前に進んでいきたいと思います。

ちなみにこの日、
家に到着したのが夜の7時。。。
なぜか娘はハイテンションで、
お話が止まらない、
遊びが止まらない・・・
でも、
お風呂に入り、
本を読んでいたらZzzzz・・・・
寝ていました(笑)
“明日はゆっくり一緒に居る時間をつくるからね。”
と、
寝ている娘に声をかけていた
私でした。。。

059d701f.jpg慶応大学の熱帯寄生虫学教室で働く三浦先生により、
9月3、4日の2日間に渡ってぎょうちゅう検査が行われ、
その結果を本日、
関係者全員に知らせました。

2005年、
慶応大学医学部国際医学研究会による
ぎょうちゅう検査。
なんと、
私の娘を含めたすべての幼児童が陽性。
結果100%陽性となり、
エステーヴァン村すべての住民に
薬を配布しました。

そして今回。
また同じような結果になるのでは・・・
誰もがそう思っていました。
保護者も結果を早く知りたいのか、
いつも8時から保護者会といっても
9時以降にしか来ない人たちが、
予定よりも10分前に到着。

そして・・・
検査の結果とは関係ない、
ボランティアの紹介や、
会計報告などを済ませ、
最後に結果発表。。。

結果はなんと、
37人中3人という、
8%陽性でした。
ただ、
回収日に遅れて届けに着た13人に関しては
検査結果を出すことができず、
その結果次第では数字も異なっていたかもしれませんが・・・

なんともめでたい結果に対し、
保護者達は、
『それでもぜひ子ども達に薬を飲ませてほしい!!!』
という始末。
なかには、
『この子にいなくても、
この子のお姉ちゃんは絶対持ってる!!!』
なんて断言する人さえいて、
会場は大笑い。

少しずつ、
衛生問題が向上してきている、
その結果なのかもしれません。

手洗い、
うがい、
野菜などの水洗い etc...

これからも引き続き、
地道な衛生問題の講義を
続けていきたいと思います。

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