光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:日本語の難しさ

「ください」と「下さい」は、
表記の違いがありますが、
基本的には同じ意味として用いられることが多いです。
この二つは、漢字とひらがなの違いによる表現のニュアンスが異なります。
(下記参照より一部抜粋)

とは、
どういうことでしょうか?
「ください」
を使用すると、
相手に敬意を表す、
丁寧な依頼となります。
意外かもしれませんが、
ビジネスの場面では
ひらがなの「ください」、
カジュアルな文章の方が
漢字の「下さい」
を使用することが多いようです。

どちらも敬語であり、
意味は同じですが、
ビジネスとカジュアルの場面では、
上記のように使い分けると良いですね。

下記参照


孔子の論語の中に、

「四十にして惑わず」

という言葉があります。
40代である私も、
気になる言葉。
でも、
現代にしてみれば、
60代くらいのイメージらしい。

そしてこの言葉。

「その年齢になったときには、
思い惑わず、
一つの道に専心せよ」

という意味とも考えられますが、
こんな意味とも捉えられるらしい。

「自分の限界を区切らず、
いろいろなことをせよ」

なるほど。
全く異なる意味ですね。
私としては、
後者の方として、
解釈したいところです。

日本語って難しい。
意味を履き違えている言葉もあるし、
知らない単語もたくさんある。
それでも、

なるほど!

と思う瞬間は、
ワクワクする。

今日、
まさか朝起きて雨が降っているとは思わなかった…
そんなとき、
2021年9月25日付け読売新聞朝刊の編集手帳に、

雨模様
雨もよ

の二つの意味が書いてあった。

雨模様:
雨の降りそうな空の様子

雨もよ:
雨降り

まず、
「雨もよ」
って言葉を初めて聞いた。
そして、
この言葉こそ、
雨が降っているときに使う言葉だとは!

日本語って、
面白い。

頑張るって、
なんだろう?

江戸時代までは、

「頑張ってはいけない」

という、
否定的な意味で使われていたらしい。
そして、
明治時代、

「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)は、復讐を成功するために苦労に耐えるという意味」



として、
頑張りなさいと言われるようになったらしい。


頑張るときは、
自分で決めること。
だから、
人に対してではなく、
自分に対して。

「今、頑張ろう!」

そのときは、
自分だからこそ、
分かること。

私も娘たちに対して、
言ってないだろうか?
自分自身に問いかける。

「率直」
「素直」

この2つに使われている、

「率」
「素」

という漢字は、

「ありのまま」

であることを表す漢字です。
ただ、

「率直に意見を言う」

からも分かるように、

「率」

は、
物事の姿勢をいうのに対して、

「素直な性格」

のように、

「素」

は、
人に対するプラスの評価に使われます。

同じようで、
まったくことなる意味合いとなる、

「率直」「素直」。

気持ちを伝えたいときには、
間違えないように使いたいですね。


※読売新聞2021年2月26日夕刊、漢字の感じ参照

「怖い」「恐い」
どちらも、
「こわい」
と、読みます。

意味合いもほとんど同じですが、
違いは2つ。

1つは、
「怖い」は常用漢字で、
「恐い」は常用漢字ではありません。

因みに、
常用漢字とは、
一般社会における、
漢字の使用目安となる項目のことです。

2つめは、
「怖い」は主観的な恐怖のことで、
「恐い」は客観的な恐怖のこと。

「怖い」は、
自分が持っている経験や知識によって、
自分だけが恐怖を感じる主観的なもの。

自分に危害が加えられないと感じているときは、
「恐い」
を使います。

同じようにみえて、
異なる意味合いがあるもの。

日本語は、
奥深いですよね。



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