光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:漢字の意味

2024年1月1日。
明けましておめでとうございます。

元旦と元日。
似ているけど、
全く異なる意味があります。

元旦の「旦」
日が昇る様が表されていることから、
元日の朝
を意味する言葉です。

一方、
元日の「日」
のため、
年が始まる日
を表しています。

❌元旦の朝→元日の朝の朝になってしまう。
⭕元日の朝

❌元旦の昼→元日の朝の昼はない(笑)
⭕元日の昼

日本語って、
面白いですね。
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漢字の「桃」は、
「木+兆」
「兆」は、
亀の甲を焼いて占いをする際に、
左右に割れてできるひびを描いたもので、
「木」た組み合わせて、
実が二つに割れるモモを表す。
「兆」の付く漢字は、
二つに割れる=離れる、
といった意味を含んでいる。
「逃(にげる)」は相手と離れる意、
「跳(とぶ)」は地面から離れる意。

3月は旅立ちのときとも言われます。
「桃」がこの時期に咲くことには、
やはり意味があるのでしょうね。

「率直」
「素直」

この2つに使われている、

「率」
「素」

という漢字は、

「ありのまま」

であることを表す漢字です。
ただ、

「率直に意見を言う」

からも分かるように、

「率」

は、
物事の姿勢をいうのに対して、

「素直な性格」

のように、

「素」

は、
人に対するプラスの評価に使われます。

同じようで、
まったくことなる意味合いとなる、

「率直」「素直」。

気持ちを伝えたいときには、
間違えないように使いたいですね。


※読売新聞2021年2月26日夕刊、漢字の感じ参照

「戦」
「闘」
どちらも意味は、
「争う」

どんな違いがあるのかと考えると、

敵や競争相手などが相手の
「戦い」

目に見えない抽象的なものが相手の
「闘い」

ということは、
自分の主張や信念を訴えるため、
立ちはだかる障害や困難に打ち勝つ、
これは、
「闘い」
となります。

今、
私達の目の前にある困難、
新型コロナウイルスによる、
病魔や貧困、
このような、
ある意味自然の脅威に対して、
私達は、

「闘」わなければいけません。
共に生きるための、
新しい生活様式。

私達の闘いは、
始まったばかりです。

「怖い」「恐い」
どちらも、
「こわい」
と、読みます。

意味合いもほとんど同じですが、
違いは2つ。

1つは、
「怖い」は常用漢字で、
「恐い」は常用漢字ではありません。

因みに、
常用漢字とは、
一般社会における、
漢字の使用目安となる項目のことです。

2つめは、
「怖い」は主観的な恐怖のことで、
「恐い」は客観的な恐怖のこと。

「怖い」は、
自分が持っている経験や知識によって、
自分だけが恐怖を感じる主観的なもの。

自分に危害が加えられないと感じているときは、
「恐い」
を使います。

同じようにみえて、
異なる意味合いがあるもの。

日本語は、
奥深いですよね。



暑さが増す、この時期。

「涼しい」

という字を見るだけでも、
気持ちが和らいできますよね。

実はこの「涼」という漢字。
日本では

快い冷たさを感ずる。」

という意味をもちますが、
中国では、

「(気候が)はだ寒い。(水が)冷たい。(料理などが)冷めた。」

という意味なのだそうです。

同じ漢字でも、
中国から日本に伝わった後に意味が変わったものがあるようです。

漢字というのは、
知ればしるほど、
面白いものですよね。

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