光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:私たちにできること

カノア保育園は、
異年齢保育を行っています。
そのため、
3〜5歳児クラスが、
1つの部屋で一緒に過ごすのです。
しかし、
5歳児クラスの子ども(翌年小学校に入学する子ども)は、
後期が始まる8月より、
小学校との連携が強化されます。

  • 数字や文字との出会い

  • 小学校を訪問

  • 小学校の先生との時間


保育園とは異なる空間での過ごし方。
それに少しずつ慣れてもらいたい。
そう考えた先生たちと一緒に、
はじめたものです。
でも、
今年はいつもと違います。
子ども達と会えない日々。
オンライン授業での限界。
それが日に日に表れてきており、
来年、
小学校へ行く子ども達への不安が、
私たちも、
保護者も日に日に増しています。

今、
私たちに何ができるのか?
どう行えるのか?

葛藤はつづきます。
18日。
現地の先生たちとのオンライン会議。
そこでどんな意見が出るのでしょうか。
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今まで、
日本滞在中にこんなにもテレビでブラジルのニュースを目にしたことがあっただろうか?
というほど、
毎日のようにブラジルの新型コロナウイルス関連のニュースが流れています。
私が住んでいる、
ブラジルのセアラ州は、
感染率が高い州の1つです。
そして、
日本では子どもの感染は少ないといわれていたにもかかわらず、
0〜14歳までの子どもへの感染が問題となっています。

2020年6月10日現在、
ブラジルの陽性者数は739,503人、死者数は38,406人
セアラ州の陽性者数は71,947人、死者数は4,519人
アラカチ市の陽性者数は521人、死者数は21人
となっています。

そんな中、
セアラ州では、
0〜14歳の新型コロナウイルス感染者数が2,053人となり、
その内17人が死亡しています。
これはかなり心配な数字といえます。
詳細はこちら

https://diariodonordeste.verdesmares.com.br/metro/2-053-criancas-e-adolescentes-de-zero-a-14-anos-testaram-positivo-para-o-coronavirus-no-ceara-1.2952962?fbclid=IwAR24eEbPopvDvqxRNcJsaHwYUBdDMvaFdHcbrwGTOEa3h3J029zzb_eC4ho

現在もカノア保育園は休園しています。
今のところ、
8月から再開予定なのですが、
今回の調査によって、
学校再開が難しいのではないかとの話も出てきています。

自粛生活が長引く中、
国としては経済活動優先を打ち出し、
自粛解除を多くの州に求めています。
まだ、
自粛が必要だと、
私個人は強く感じています。
私たちにできることは少ないけれど、
家庭内暴力や虐待が増え続けている今、
家にいる子ども達と少しでも連絡をとり、
不安を解消できないか。
現地の先生たちは自分にできることに今、
取り組んでいます。

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