光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

タグ:青少年グループ

34daeaf4.jpg私たちは
何気なく暮らしていると、
そのまま一日が過ぎてしまう。
でも、
立ち止まって考え始めると、
些細なことまでもが気になる。
そんなことってありませんか?

エステーヴァン村の青少年たちにとって、
自分たちのルーツというのは
意外にもみんな知っているもの。
でも、
そこまで足を運び、
実際に話を聞くということは
ただ“知っている”ということとはまた違う、
新しい発見があるもの。
彼女たちは海岸沿いを歩き、
自分たちの原点を知る旅に出かけました。

76年前、
ある一家がここにたどり着いた。
その足取りを
彼女たちは追ってみました。
海岸も数年前とは全く異なるだけに、
80年近く前を想像することは困難ですが、
それでも、
参加した一人一人、
思うところはあったようです。

原点を探し求める旅。

人はいつしか、
そんな旅に出るもの。
出てほしい。
そう思う私なのです。

12月28日(日)。
青少年グループの忘年会がありました。
忘年会といっても、
夕食会ですが・・・

約半年。
結成してから波乱万丈でしたが、
それでも何とかここまでたどり着きました。
問題や課題も見えてきました。
やりたいこと、
できること、
それぞれが目標を持つようになってきました。

この忘年会開催にあたり、
いくつかのアイデアがありました。

1.観光地のレストランにて食事
2.プールに行く
3.夕食会開催

軽食の販売をしながら
自分達の資金を蓄えてきたのですが、
なにぶん初めてのことだらけで、
思ったよりもたまらず、
最終的には
一番お手頃な

【3.夕食会開催】

に決定しました。

ラザニアを作り、
テーブルをセッティング。
青少年グループのメンバーから一言・・・
がなかなか出ない。
恥ずかしがったり、
泣きそうになったり。。。
それぞれがそれぞれの思いを胸に抱え、
今日までの日を思い出していたのかもしれません。

これからが本番。
彼らを中心に
この村がよりよくなっていくように、
これからもサポートしていきたいと思います。

来年もみんなにとって、
素敵な一年となりますように♪

a4d90bd8.jpg10月19日。
「劇団 エステーヴァン」
が公演を行いました。

エステーヴァン村の名前由来ともなった
エステーヴァンさんの物語。
昔を思い出して、
エステーヴァンさんの子ども達、
その孫、
みんなが
悔いるように観劇し、
笑い、
涙し、
思い出にふけていました。

この劇を行った青少年たちも
昔の生活を知り、
物語を自らの言葉で語るなかで
多くの学びがあったことと思います。

時間通りに開園された今回の劇。
ブラジルではお馴染みの

“定刻から30分後”

ではなかったために
観客の半分は
劇半ばからの観劇だったため、
年末に再公演しようか…
という話もしています。

素晴らしい劇を、
本当にありがとう!!!!

eb9c8be6.jpg10月7日。
青少年グループを対象とした
「劇」
の講座が開始された。
1週間の講座。

初日。
10名ほどしか来ない。
2日目、
15〜17歳を対象にした
政府のプロジェクトに参加している生徒が
参加。
合計25名ほどに。

そして今日、
3日目。
合計15名の参加でした。

参加している青少年の反応は
かなりいい。
楽しんでいるし、
アイデアもたくさん出してくれる。
でも・・・
参加するのなら、
毎日来てほしい。
今しかないこのチャンス。
それでも、
“約束”
というものが
本当に軽く考えられているような、
そんな風に感じてしまう。

講師としてサンパウロから呼び寄せた
私の友人。
青少年プログラムを全国で開催している。
彼曰く、
「地域によって
いろいろな問題や課題が起こる。
これもカノアの特徴の一つ。
それでも、
最後まで
やってみないと。
素晴らしい発表会が
地域のみんなに見てもらえるようなものが
彼らと一緒に作れたら
それで満足だよ。」

一つ一つ、
教えては
進み、
そして、
また戻る。
歩みは本当に遅いけど、
それでも、
その日その日の彼らの表情は
本当に素晴らしいものばかり。
だったら、
続けていかねば!!!

28ec1beb.jpg青少年プログラムの最後。
今まで学びあい、
準備してきた
性教育について、
公立の小・中学校
6〜9年生を対象に行ってきました。

テーマは3つ。
・初体験、妊娠、そして中絶
・HIV/AIDS
・同性愛について


それぞれがグループに分かれての講義。
その後、
興味や注意を引いたテーマに分かれて議論をしてもらい、
最後にそれぞれで発表をしてもらいました。

同世代からの忠告。
そして、
日本、ドイツなどの情報も知ることができ、
授業を受けた子ども達は
いろいろと考えさせられているようでした。
そして、
授業を受け持った青少年グループも。

今日だけではなく、
今後のために、
これらの知識を生かして言ってくれることを
願ってやみません。

f73ee6e2.jpg青少年プログラムでは
大きく分けて
環境問題
性教育

という二つのテーマについて取り組みます。

まずは環境問題に取り組みました。

近隣ですでに実施されている事業を訪問、見学し、
それを体験してみる。

海藻を使って
村人の経済的自立を図る事業では
海藻による料理を堪能。
日本人にしてみれば当たり前のようですが、
ブラジル人には
捨てられたごみを再利用した料理といった感覚。
それでもおいしそうに食べていました。

翌日、
見学した事業を受けて、
『私たちの村ではどんな事が実施できそうか?』
『自分たちが今できることってなんだろう?』

ということについて議論し、
グループごとに発表しました。

“自分の家に木を植える”
といった答えが返ってくると思いきや、
見学した事業をそのまま実践する気満々の彼ら。
これには驚きました。
と同時に、
議題からの答えに対する意図への難しさを痛感。。。

毎日寝食を共にしている彼ら。
さて、性教育にはどんな反応を示すのだろうか?

10e96409.JPG8月24日。
青少年プログラムがスタートし、
初日は近隣で行われている環境問題への取り組みを
見学に行くことになった。

隣の市であるイカプイ市には
日系2世の
通称 こばさん
が環境問題に取り組んでいる。
多岐にわたる取り組みに、
私たちは驚きを隠せないのだが、
少しでも実践しているものを見学し、
私たちの地域で取り入れることができないかと、
現在青少年グループと取り組んでいるところである。

今回の参加者。
セアラ州立大学から2名、
日本から大学生3名、
青少年グループ13名、
日本人ボランティア1名、
ドイツ人ボランティア1名、
合計20名で行っている。
ただ残念ながら、
平日のプログラムにセアラ州立大学の学生は参加することができず、
残りの18名が寝食をともにしながら

環境問題
性教育

について議論し合っているのである。

昨日は
商学部の学生ということもあり、
かねてから青少年グループが取り組んでいる
おやつの販売に関して
売り上げを伸ばしていく方法を
講義してくれた。
突然の申し入れにもかかわらず、
学生たちは見事な講義をしてくれ、
当日は
別のプログラムに参加している青少年約20名も参加しての
講義だった。

本当にお疲れさまでした!!

その内容はまた後ほど…

このページのトップヘ