光の子どもたち in Canoa

日本とブラジル、2つの国の中から感じたこと、気づいたことを発信するなんでも日記。ブラジルからは、大自然を今に残す“カノア”における奮闘の日々をお伝えします。 『本当の豊かさってなんだろう?』キラキラ輝く子ども達の目に惹かれてやってきたこの村。『子どもが子どもらしく子ども時代を幸せに生きるためには?』という疑問を探す旅は今も続く・・・

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「メディアリテラシー教育」

という言葉を昨今よく耳にするようになってきました。
ただ、
どのように自分の子どもに伝えればよいのか?
どうすればその意味や重要性が分かってもらえるのか。
なかなか難しい問題です。

「交通事故が怖いからといって、
車を使うなという規制は間違っていますよね。
それと同じで、
すばらしいインターネットという道具を、
情報の“交通安全”を身に付けて事故なく乗りこなす教育が必要」
(下記参照より一部抜粋)

「動物たちが描かれた4枚の紙芝居を自由に並べて、
子どもたちにお話を作ってもらう。
結果として出来上がるものは、
全員同じ素材を使っているのに、
順番もストーリーもバラバラになるわけだが、
これにより編集作業で内容が変わること、
伝え手によって描き方が異なることを、
子どもたちは体験的に理解できるという。」
(下記参照より一部抜粋)

これには目から鱗が落ちるようでした。
自分体験としてもらうことで、
理解できるようになる。
すぐにでも実践で使えそうだと感じた方法です。

小学校、中学校、高校、大学。
それぞれでどのように伝えるべきかは異なるとは思いますが、
自分事として捉えることができるようにすることが、
大切だと強く感じました。

「真偽を気にせず情報を拡散する学生」

という言葉にはハッとさせられました。
フェイクかどうかではなく、
面白いかどうかが基準となってしまう。
一度立ち止まることをぜひ、
してもらいたいですね。

下記参照↓

私は基本的には、
文章を読む際に、
紙媒体とデジタル、
両方を使っている。
時と場合により、
デジタルで読んでいたものでも、
理解を深めたいと思うと、
やはり紙の方が頭に入ってきやすいし、
自分の考えをまとめやすい。
ただこれは、
これからの若い世代人達とは異なる感覚かもしれない。

「デジタル世代に必要とされる力の1つは、
変化に柔軟に対応できる新しい「コミュニケーション能力」(下記サイトより一部抜粋)」

これからの社会を生きていく上で重要なスキルとして、
「非認知的能力」
があります。
我が家の娘達を観ていても、
こうしたスキルに長けている方が、
スムーズに生活し、学習できているように感じるのです。
そしてこのスキルの中に、
「コミュニケーション能力」
の重要性というのがあります。

今回、
この「コミュニケーション能力」にも、
異なる3つのものがあるという指摘を拝見し、
なるほど。
と納得してしまいました。

1つ目は「自律的言語使用能力」
インターネット上にあふれる膨大な情報の中から
目的を持って必要な言語情報を取捨選択し、
批判的な視点を持ちながら分析・理解する力が自律的言語使用能力

2つ目が「社会的言語使用能力」
デジタル、非デジタル空間内で他者との有益なネットワークを築きながら、
言語を通じてお互いの知識の量を拡大していく能力

3つ目は「創造的言語使用能力」
「創造的」とは既存の知識を再構成・再構築したり、
新しいコンテクストの中で応用したりすること
(下記サイトより一部抜粋))

これからの時代、
私たちはどのようにして知識を増やし、
それをこの社会で生かしていくのか。
私たちの大きな課題です。



私たちは今、
加速しているデジタル環境の整備に追いつけず、
また、
そこに付随している多くの問題を追いかけ、
何とかしようともがいている。
そんな状態かもしれない。

現代の子どもたちは、
幼いことからネット環境と共に暮らしている。
使用時間の差異はあれど、
全くスマホやタブレット、
オンラインゲームをしたことがないという子どもを探すことは、
かなり難しいのではないか。

私自身、
10年以上前から
「情報モラル教育」
をブラジルでも行ってきた。
でも、実はこれ、
今では必要とされている方法と真逆のことをしていたらしい…
ということを知り、
目からうろこであった。

「「情報モラル教育」が推奨されてきた。しかし、これは「ネット依存症やSNSへの書き込みの影響など、インターネットの危険性を教えるだけで、使用を抑制する教育」(坂本氏)であり、ICTの活用を前提とするGIGAスクール構想の理念とは真逆の教育だという。(下記サイトより一部抜粋)」

「今の子どもたちは、幼い頃からスマートフォンやオンラインゲームに慣れ親しんでいるデジタルネイティブですが、ネットの世界が公共の場であるという意識をまったく持っていません。SNSなどを利用すれば一生消えることのない『デジタル足跡』が残るという意識もない。教わっていないから仕方がないのですが、本来はきちんとデジタルアイデンティティーについて教えるべき。(下記サイトより一部抜粋)」

私たちは今、
こうした新しい取り組み、
教育を子どもたちに伝える必要がある。
そう強く実感している。


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